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車のレザーシートにデニムの色移り対策はどうする?

  • コーティング
  • 更新日:2022.07.25

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車のシート表皮は、大きく分けてファブリックシートとレザーシートの2種類があり、レザーシートは高級車や上級グレードを中心に多くのモデルで採用されています。

レザーシートには高級な印象があるという反面、レザーならではのデメリットもあります。そのひとつに色移りしやすいというものがあり、特にデニム生地から色移りするとなかなか落ちなくなります。

この生地ではレザーシートの特徴や、デニムから色移りさせない対策などを詳しく解説します。この記事を読めば、レザーシートを大切に扱うコツも知ることができるでしょう。

車のレザーシートが持つ特徴とは

レザーには大きく分けて天然皮革と人工皮革の2種類がありますが、一般的にレザーシートといえば天然皮革シートのことを指すため、この記事ではレザーシート=天然皮革シートとして言及します。

レザーシート最大の特徴は質感の高さで、使い込むほど味わい深く変化するためオーナーや見る人に知的な印象を与えます。一方耐久性が低く、表面がこすれひび割れが生じやすくなるというデメリットがあり、こまめなメンテナンスが不可欠です。手入れをせず放置したときの劣化具合は、ファブリックシートの比ではありません。

レザーシートは機能面でもファブリックシートに劣る点があり、レザー表面の熱が伝わりやすいため夏に座ると熱く、冬は反対に冷たく感じるというのはそのひとつです。吸水性もが悪く、湿気を不快に感じる人もいるのではないでしょうか。

レザーシートの大きな欠点といえば他の素材より圧倒的に材料費が高く、加工にも手間がかかるという点です。そのためレザーシートは、価格をあまり気にしない高級車で多く採用されています。

しかし表面が滑りやすいというデメリットがあるため、スポーツカーのシート素材として適しているかどうかは、賛否が分かれるところです。

車のレザーシートには色移りしやすい

レザーシートの特徴には色褪せや色移りがしやすいというものもあり、メンテナンスを怠ると黒ずみや黄ばみが目立つことがあります。

レザーシートはブラックやベージュ・ホワイトなど様々な色があり、淡色系の場合色移りが特に目立ちやすいです。

ジーンズを穿いてホワイトレザーのシートに腰を下ろし…というのはなかなかかっこいい印象がありますが、ジーンズのデニムは色落ちしやすい記事のひとつです。特に汗をかいた状態では水分とともに色移りするため、シートは真っ青に染まります。

時間が経つと色成分がさらに染みこんでしまい、クリーニングでも落とせなくなってしまうため注意が必要です。

車のレザーシートに色移りさせない対策とは

レザーシートへの色移りを防ぐ最大の対策は、色落ちしやすい素材の衣類を着用して乗車しないことです。デニム生地は代表的な事例で、デニム以外でも洗濯のとき色落ちする素材は避けて乗車しましょう。

シート側でも色移りさせないために日頃のメンテナンスが重要となり、なるべくこまめにやっておきたいところです。

手順はそれほど難しいものではなく、

・ブラシでホコリを表面に浮き上がらせ掃除機で吸い取る
・硬く絞ったクロスで水拭きした後、水分が残らないように乾拭きする

ことを日常から心がければ十分です。

シート清掃の都度でなくても構いませんが、時々革用クリームを塗って質感や潤いをキープすることも忘れないようにしましょう。

クリーナー成分が含まれる革用クリームの場合、軽微な汚れなら落とすことができます。またクリームの油脂成分が、簡易的な防水機能を果たすことも期待できます。

レザーシートへの色移りを防ぐにはコーティングがおすすめ

レザーシートの汚れや色移りを防ぐには、コーティング加工をするというのも有効な手段です。ボディに加工するコーティングと理屈は同じで、フィルム状に硬化するコーティング剤がシート表面を保護するというものになります。

透明のコーティング層がシートカバーのように作用するため、摩擦のダメージを大幅に軽減させることが可能です。また通気性を確保しながら水分や油脂といった保湿成分を外へ逃がさないという特徴から、革の質感を長く保つこともできます。

コーティングを施工しても汚れ自体は避けられませんが、コーティングをしないときより汚れは着きにくいです。万が一汚れた場合でも、コーティング加工したレザーシートは汚れが落としやすいためメンテナンスが楽になる、という違いがあります。

まとめ

高級車やスポーツカーに多用されるレザーシートは色移りしやすいという欠点があり、特に色落ちしやすいデニム生地の着用には注意が必要です。

また色移りを防いだり質感を保ったりするためのメンテナンスが必要で、日頃からこまめな清掃や保湿なども欠かせません。

レザーシート用のコーティングを施工すれば、汚れが着きにくくなり保湿機能も十分なことから、メンテナンスがとても楽になります。

プロに車内清掃を依頼すれば、オプションでシートのコーティングを行ってくれる場合もあります。DIYの作業に自信がない人は、シートコーディングを業者に依頼するのもひとつの方法でしょう。

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