車は黒や白などと、さまざまなボディカラーがあります。
もしもコーティングを施すならば、車の色に合わせてどのコーティングにするか決めたほうが良いです。
実は車の色によっても、適したコーティングの種類があります。
この記事では、車の色にあうコーティングを紹介するので参考にしてください。
目次
コーティングの性質の種類
コーティングはポリマーコーティングやガラスコーティングなどいくつか種類がありますが、その性質は大きく分けると2つです。
・撥水
・浸水
水を弾く性質を持っているのが撥水です。
厳密に言うと、車のコーティング表面に水滴ができます。
雨が降ると車のボディ部分に水玉ができるために、走っているだけで水が落ちていきます。
走行時に水滴がボディ表面を流れ落ちるので、汚れを落とす効果があります。
ただし水滴ができるために、流れ落ちず残る場合もあり、そのまま放置するとシミになるかもしれません。
ボディについた水滴が馴染むのが浸水です。
水がコーティング表面に馴染み、流れ落ちるように落ちてはいきません。
雨が降るとボディ表面に水がたまり、やがて水の重さによって流れ落ちます。
こちらも水がたまって流れ落ちるので、汚れを一緒に流す効果があります。
雨が降ってもボディ表面に水滴ができにくく、シミを作りにくいです。
濃色のボディカラーの車に適したコーティング
黒系の濃厚な色のボディカラーの車は、水滴によって発生したシミが目立ちやすいです。
そのため撥水コーティングを施して水滴がボディ表面に残れば、シミになると目立ちます。
もしも1週間に1回程度の頻度で洗車しているならば、撥水コーティングでも構いません。
しかしあまり洗車しないという人は、親水コーティングを行うのがおすすめです。
親水だと雨が降っても、車のボディ表面に水滴が発生しにくいのでシミを作りにくいです。
また屋根付きのガレージのような場所で車を保管する人は、雨が降ってもボディ表面が濡れる心配がありません。
そのため撥水でも親水でも好きなコーティングを選んで構いません。
淡色のボディカラーの車に適したコーティング
白色などの淡色のボディカラーの車は、シミができても目立ちにくいです。
シミや傷ができても目立ちにくいので、多少のシミや傷だと気にならないでしょう。
シミや傷が目立ちにくいために、親水はもちろん、撥水のコーティングでも良いです。
ただしシミはもちろん傷は目立ちにくいですが、ボディ表面に水滴やや汚れは付着します。
水滴や汚れがついておりシミの原因となるので、定期的な洗車は必要です。
もしも雨が降ったときの水滴による汚れを取る効果が高いほうが良いというならば、親水コーティングを施します。
もちろん親水コーティングでも、完全に車のボディに水玉が発生しないわけではないので、洗車してお手入れは必要です。
コーティング効果を高めるための施工方法
コーティングを行う大きな目的は、ボディ表面にできる傷を目立たなくして、汚れをつきにくくすることです。
施工するときの行い方で、コーティング効果が最大限発揮するかどうか決まります。
最大限に効果を発揮させるためには、施工前に洗車して下地処理を行いましょう。
下地処理は、コーティングを行う前にする塗装面の傷や汚れを取り除く作業です。
下地処理の流れは以下の通りです。
1、カーシャンプーで洗車する
2、鉄粉やピッチタールを取り除く
3、水垢とイオンデポジットを取り除く
4、コンパウンドで磨く
5、水洗いで洗車する
6、脱脂する
施工前に塗装面に汚れや油が残っていると、コーティングがしっかりと密着しません。
次第に剥がれてくる結果となるので、コーティングの寿命を迎える前に再施工が必要です。
コーティングの効果を高めて、より長く効果が続くように施工前には下地処理を行います。
もしも業者にコーティングを依頼するならば、下地処理を念入りに行なってもらいましょう。
コーティング後はメンテナンスが必要
コーティングを行うと、被膜表面に次第に汚れが溜まっていきます。
通常のカーシャンプーを使った洗車だけでは落ちない汚れもあり、汚れを放置するとコーティングの寿命が縮まります。
寿命を短くしないためにも、コーティング後はメンテナンスを行うようにしましょう。
メンテナンス内容は、日頃の洗車とメンテナンスクリーナーを使った洗車です。
日頃の洗車はいつもどおり、カーシャンプーを使って洗車するだけで構いません。
メンテナンスクリーナーは、コーティング剤を発売しているメーカーの製品を使います。
メーカー発売の製品がなければ、売られているメンテナンスクリーナーを使っても構いません。
メンテナンスクリーナーを使って、洗車では落ちない水垢やミネラル分を除去します。
使い方はメンテナンスクリーナーをスポンジにつけて、コーティング表面を洗い流します。
最後にすすぎをよく行えば、メンテナンスクリーナーによる洗浄が完了です。
まとめ
車には黒系や白系などと、いくつものボディカラーがあります。
ボディカラーによって汚れや傷の目立ち方が違うために、カラーに適した性質のコーティングを行うようにしましょう。
黒系は親水のコーティングが適しており、白系は親水または撥水のどちらのコーティングでも構いません。
どのコーティングが良いかわからないときは、専門業者で聞いてみると良いでしょう。