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車のハンドルが剥がれてきた!原因と対策を解説

  • コーティング
  • 更新日:2022.07.11

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車のハンドル素材には従来からウレタンが主に用いられていますが、近年では一般的なモデルにも革巻きハンドルが多く採用されるようになりました。

革巻きハンドルの場合、長年使用していると経年劣化によって剥がれることがあります。そのときに取れる対策にはどのようなものがあるのか、ということを知りたい人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ハンドルが剥がれる原因や補修方法、予防するための対策などを詳しく解説します。この記事を読めば、車のハンドルをきれいに保つ方法を知ることができるでしょう。

車のハンドル表皮が剥がれる原因

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主にベーシックな車種で採用されるウレタンハンドルと違い、革巻きハンドルの場合はハンドル素材の上に革が巻き付けられています。

運転操作のとき常に触れているハンドルは、運転席のランバーサポートと同じくらいすり切れしやすく、他のパーツより傷みが激しいという点が特徴です。

ハンドルの革やシートのレザー素材などは、表面の塗装膜と下層にある真皮で構成されています。新しいうちは塗装膜が劣化するだけなので、この段階であればきれいに補修することができます。

しかしメンテナンスを怠ると真皮までヒビや亀裂が到達するため、革自体が剥がれることがあります。

また長年使用しているうちにわずかにキズが付き、小さなキズが少しずつ剥がれることもあります。そのまま放置しておくと汗で濡れた表皮が浮いてくることで、やがて剥がれる範囲が広がります。

補修しないと見た目だけでなく、ハンドルの滑りなど機能面にも影響を及ぼすことにもなりかねません。一度剥がれが生じると広がる一方なので、剥がれの修復とともに、広がりを防ぐ対策も必要になります。

車のハンドルが剥がれた際の補修方法

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ハンドル表皮のダメージが塗装膜だけのときは、こすれたり削られたりしても簡単にリペア可能です。真皮にはまだダメージがないため、劣化を遅らせることもできます。

ハンドルが剥がれてしまったときの補修方法は、基本的に剥がれた部分を塗装するというものになります。いったん剥がれてしまうともとの状態まで完全に戻すのは不可能ですが、リペアにより違和感が生じない程度まで目立たなくすることができます。

この際ハンドルと同色のものがあれば、革靴用の補修塗料を使うと簡単に塗装可能です。

ただしそのまま塗装しただけでは剥がれた箇所に段差が残り、剥がれが広がってしまうおそれがあります。見た目にも美しくないため、剥がれた境目を処理しなければなりません。剥がれの程度によっては歪みが残ってしまうことがあるため、補修にはコツと技術も求められます。

革巻きハンドルは色だけでなく、レザーならではの触感や風合いを損なわないための工夫も必要です。これらをトータルで考えれば、DIYによる補修はせずプロに作業を依頼する方が、よりきれいに仕上げることが期待できます。

ハンドルそのものを交換できれば補修が不要なのですが、エアバッグが標準装備されている現代の乗用車では市販品が多くありません。生産終了から年数が経ったモデルではパーツ供給を終えていることもあり、中古のハンドルに交換する場合も、きれいなものを探し出すのは困難です。

ハンドルカバーで剥がれを覆うという方法も考えられますが、グリップが不自然に太くなってしまうため万人向けの対策とはいえません。

車のハンドルが剥がれないようにする対策

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剥がれたハンドル表皮は補修することも可能ですが、新品と同じような状態に復元するのは不可能です。そのためハンドルが剥がれないように、あらかじめ対策を施しておきたいところです。

本革巻きのハンドルであれば革用クリームが非常に有効ですが、人工皮革には効きません。また起毛加工したバックスキン製になると、クリームが染みこんで濡れたようになってしまいます。

そのため最もおすすめなのは、ハンドルにレザーコーティング加工をしておくことです。本来の素材に近い溶剤を使用することでレザーの劣化を大幅に低減でき、通気性もあるため質感を長く保つことができます。

製品によってはファブリックやバックスキンに使用できるものもあり、コーティングによりあらゆる素材のシートを保護することも可能です。

ボディやシートのコーティングと同様、ハンドルのコーティングでも普段のメンテナンスや清掃がとても楽になります。

まとめ

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車のハンドルは運転中常に触れるパーツとして、質感の高い革巻きハンドルが多く採用されています。

しかし手の汗による傷みや摩擦によるすり切れは予想以上のダメージを与え、少しでも剥がれるとどんどんみすぼらしくなります。

再塗装などで補修することもできるのですが、予防できるにこしたことはありません。レザーコーティングは有効な予防策のひとつで、内装クリーニングと同時に施工してもらうこともできます。

レザーシートも一緒にコーティングすれば内装全体の質感を保つこともできるので、クリーニングついでにハンドルのコーティングも依頼してはいかがでしょうか。

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