みなさまこんにちは。カーケアセンターです。
本日もお車のコーティングについて、実際の症例を元にお届けします。
コーティングをしたからといって汚れなくなるということはない。
ということは前回お伝えしました。
症例①として、飛散物、堆積物の実例を挙げました。
今回はちょっと特殊な汚れです。
これらのような汚れに遭われた経験はございませんか?
ただ、何かの液体がかかっただけ。に見えますよね。
だとすれば洗っただけで簡単に落ちそうなものですが、
意外に跡が残ってしまったります。
実はコレ、コンクリートが溶け出したものなんです!
状況としては、屋内駐車場の天井から漏水が起こり、それがお車にかかってしまった状態です。
ーそんなことあるの?よほど特殊な例では?
と思われるかもしれませんが、毎年必ずご相談を受けています。
気にしない、対処しない方も含めれば潜在的には結構頻繁に起こっているのではないかと思います。
漏水なので、大雨の時や雪の時期に起こりやすいです。
また、築10年以上経つ施設(駐車場)であれば発生する可能性が高いです。
ーコンクリートが溶ける?なんで?
経年による劣化が原因です。
コンクリートはアルカリ性を維持することによって固まっています。
これが経年変化により酸化し、成分が中性化していくと組成を維持できずボロボロになります。
酸性雨や、局所的に繰り返し水が当てられることにより急速に劣化が進み、
漏水が起こっていると予測されます。
ーなぜ洗っただけじゃ落ちないの?
コンクリートの成分中の炭酸カルシウムなどが溶け出し、
水分が蒸発すると結晶化して固着します。
被害に遭われて、まだウェットな状態であれば水だけですぐに落ちる可能性が高いです。
カッサカサに乾いていれば、洗っただけでは落ちない可能性が高いです。
ーどうすれば落とせるの?
当店にご相談ください!豊富な実績・経験から適切な対処をさせていただきます。
方法については企業秘密ということもありますが、それなりにリスクを伴いますのでDIYはお薦めいたしません。
また、発生場所と原因が特定できていれば、施設(駐車場)が補償してくれることがほとんどです。
ぜひ一度ご相談ください。早めの対処が肝心です。
上の1枚目の施工後画像です。この通りキレイに落ちています。
(2枚目3枚目もキレイに落ちていますが、画像が用意できませんでした)
この漏水によるコンクリートのシミは、
コーティングをしていたことによって被害が軽く済むことはありますし、
対処が早ければなにごともなく落ちることもあります。
しかし、乾いてしまえば固着している可能性が高いですし、
最悪、コーティングを傷めてしまうことすらあります。
当店ではそんなアフターケア、メンテナンスも含めて、適切なご案内をさせていただきます。
ますは、ご相談くださいませ!
次回も困った汚れについてご案内させて頂きます。
東京のガラスコーティング