プロによるガラスコーティングは、従来のコーティングに比べると長期間に渡ってコーティング効果が持続します。
そのため、新車や高級車などにガラスコーティングを施している人は多いです。
コーティング力が高いため「ガラスコーティングをすると、全く洗車しなくても大丈夫」「水でサーッと洗い流す程度でいい」と思うかもしれませんが、コーティング後も洗車は必要です。
今回は、ガラスコーティングをした車の洗車の必要性や、正しい洗車方法について紹介します。
そもそもガラスコーティングとは?
ガラスコーティングは、車の塗装の上にガラス質の被膜をコーティングします。
それによって、汚れや傷・紫外線・太陽熱から塗装を守る効果が期待できます。
効果は一般的に3年~5年程ですが、車の保管状況や使い方次第では、10年程効果が持続することもあります。
注意点は、コーティング処理が硬化するのに、12時間~24時間程度の時間が必要ということ。
コーティングの業者から車を受け渡される際にタイミングによっては「何時間程度は洗車をしたり、濡らしたりしないように」と言われる可能性があります。
硬化するまでの間は傷がつきやすいため、手でベタベタと触るのも避けましょう。
もし跡がつくと、被膜にずっと残ってしまいます。
ガラスコーティングした車は洗車しなくてもいいの?
ガラスコーティングは、油脂系コーティングや樹脂コーティングに比べると、格段に耐久性や持続性の高いコーティングです。
しかし、全く洗車をしなくても大丈夫!というわけではありません。
例えガラスコーティング車でも洗車せずに放置していると、コーティング時のツヤが無くなってしまいます。
それはちょうど、鏡を拭かないでいると曇ってしまうのと同様の話です。
車に鳥のフンや油汚れなどが付着したら、到底水だけでは汚れが落ちませんし、舗装したばかりの道路を走ると、それこそ飛び散ったコールタールが泥除けなど下回りに付着してしまいます。
それらの汚れを放置していると、汚れそのものも落ちにくくなってしまいます。
ガラスコーティング車の洗車時の注意点や手順について
ガラスコーティングをした車でも、汚れを放置していると、汚れが落ちにくくなってしまいます。
そのため正しい洗車方法で、定期的に洗車をするようにしましょう。
ガラスコーティング車を洗車する際の注意事項
車を洗車する際には、直射日光の強い日よりも多少曇りの日のほうがオススメです。
直射日光が強いと、洗車後に水を拭き取る前に次々に渇いてしまうからです。
そうなると、水道に含まれる不純物がボディに残ってしまいます。
また、風の強い日なども避けるべきです。
そうしないと、砂やホコリがボディに付着し、傷が付きやすくなります。
ガラスコーティングをしているとはいっても、砂やホコリがコーティング面に付着したままウエス等でこすると肉眼では分かりにくい細かい傷が付いてしまいます。
ガソリンスタンドにあるような洗車機は便利で手軽ですが、手洗い洗車のほうが、ボディには優しいです。
洗車機のブラシには砂や硬いホコリが付着している可能性もあり、ボディに傷がついてしまう恐れがあるからです。
中には「ノーブラシ洗車機」という設備もあるので、傷が心配な場合はノーブラシ洗車機を利用しましょう。
ガラスコーティング車の具体的な洗車手順
例え頑丈なガラスコーティング車でも、通常の車と同様に洗車時の手順はしっかり守る必要があります。
具体的な洗車手順については、以下のようになります。
①車の上から下に向かって、高圧洗浄機やホースの先端を絞りながら勢いのある水で砂やホコリを洗い流す。
②車のタイヤやホイールを洗う
※汚れがボディに飛び散らないように注意。
③カーシャンプーや専用のクリーナーで、ボディや下回りの汚れを念入りに落とす。
④マイクロファイバークロスで、ボディに付いた水を拭き取って完了。
カーシャンプーですが、弱酸性や弱アルカリ性・中性などシャンプー自体にも違いがあります。
雨のシミ等には弱酸性、排気ガスなどの油性の汚れや泥汚れは弱アルカリ性のカーシャンプーが落ちやすいです。
まとめ
ガラスコーティングは耐久性や持続性が高いですが、洗車も必要です。
通常の車と同様に、ボディの汚れを早急に取り除いて定期的に洗車をしましょう。
洗車を行うことで、コーティングの効果も持続しますし、ボディをきれいに保つことができます。
コーティングを施して3~5年経過すると、コーティングの効果も弱くなってくるタイミングなので、コーティング専門業者に相談し、再塗装を検討してくださいね。
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