黒い車の洗車頻度は？やりすぎもよくない理由

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車のボディカラーには、車種によって白やシルバー・ブルー系やレッド系などさまざまなものが設定されています。ボディが黒い車は高級感が感じられることから人気色のひとつになっていますが、洗車時は他のカラーとはまた違う点に注意しなければなりません。

そこで今回は、黒い車の洗車方法や洗車の頻度などのチェックポイントをご紹介します。この記事を読んで、黒いボディをきれいに保ちましょう。

黒い車の特徴は？どのくらい汚れやすいのか？

黒い車は深みや重量感があり、見る人に上質感や高級感を与えるという特徴があります。同時に太陽光を吸収しやすい、砂ボコリやキズが目立ちやすいというデメリットもあるため、洗車の際はこの特徴を十分理解しておく必要があります。

黒い車のデメリットは、保管場所による差も大きいです。ルーフ付きのカーポートや屋内駐車場では日差しが遮られるため、直射日光の影響を最小限に食い止めることができます。特に屋内駐車場は外気をシャットアウトすることで、大気中の砂ボコリが付く機会も減りキズ発生のリスクも低くなります。

太陽光の影響が大きい黒の車は、他のボディカラーより紫外線や熱を吸収しやすい特徴があります。そのためボディに付着した水分が蒸発しやすく、水分に含まれる不純物が塗装面に残ることで水アカやウォータースポットが発生します。

ウォータースポットはシミとして目立つだけでなく、そのまま放置するとこびりついて取れなくなり、最終的にはボディを傷めてしまいます。

黒い車をきれいに保つためには、こうなる前にしっかりと洗車をして汚れを落とさなければなりません。

黒い車の洗車頻度はどのくらいが適当なのか

汚れやシミが目立ちやすい黒い車は、定期的な洗車でこまめに砂ボコリを落とす必要がありますが、洗車の頻度が高すぎるといわゆる洗車キズが増える原因になります。

この両方を考慮し最適な頻度で洗車したいところですが、具体的な期間はケースバイケースと言わざるを得ません。

一般的には2週間から1カ月が目安となり、この頻度であればキズ防止と汚れの除去両方のバランスが取れるともいえます。コーティング加工でボディを保護している車はもう少し頻度を下げても大丈夫ですが、もちろん頻度を上げればより万全です。

だからといって洗車の頻度を上げすぎると、過度な洗車による洗車キズのリスクが高くなります。キズが増えると黒ならではの質感が台無しになるだけでなく、キズの隙間に汚れがたまりやすくなりさらに汚れやすくなるという悪循環につながります。

黒い車のオーナーは自車の状態をこまめにチェックし、最適な洗車頻度を見つけたいところです。

黒い車をすぐに洗車する方がいい場合

前項で洗車の最適な頻度を解説しましたが、例外として早めに洗車することがいい場合もあります。

最初に挙げられるのが、泥道や融雪剤をまいているところを走った後です。融雪剤の塩化カルシウムによるボディ下回りへの影響は知られていますが、当然ボディにも影響が及びます。雪国の自動車オーナーは防腐用のコーティングをしていることが多いですが、処理をしていない人は下回りも含めなるべく早く洗浄しましょう。

泥にも塩分が含まれているため、サビ発生のリスクが高まります。乾燥して高まってしまうと泥が落ちにくくなるので、泥道を走行した後も、できればすぐに洗車することをおすすめします。

塩分の影響という点では、海沿いのドライブをした後も同様です。海の近くの自動車が錆びやすいというのは、オーナーだけでなく時々訪れる人もよくわかるのではないでしょうか。泥道や融雪剤と違い、海の近くからの影響は季節や期間を問いません。住民は毎回とはいかないまでも、他の地域よりも頻繁な洗車を心がけましょう。

特に気を付けたい時期として、3月から4月にかけた春の季節があります。この時期は花粉や黄砂の影響を受けやすく、一般的な砂ボコリ以上のダメージにつながります。

黄砂は付着によるキズだけでなく、黄砂に含まれるミネラル成分と雨水によりイオンデポジットの原因にもなります。花粉も水分と反応することでシミができやすいため、どちらも早めの洗車が必要です。

また虫の死骸や鳥のフンもシミになりやすいため、付着を見つけたら早めに除去しましょう。