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雪国での洗車で気を付けるべきこととは?

  • コーティング
  • 更新日:2023.01.31

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雪国では車が汚れづらいと考える人がいるかもしれませんが、車にとって降雪地は想像以上に過酷な環境です。

この記事では注意点やおすすめのタイミングなど、雪国での洗車で知っておきたいポイントを詳しく解説します。雪国に住んでいるドライバーも改めて確認し、冬場も車をきれいに保ちましょう。

雪国で洗車するのに適したタイミングは

雪国であっても、夏場であれば洗車のタイミングに注意する必要はありません。しかし冬期間は積雪や気温の低さなど雪国特有の気候から、洗車の際はタイミングを見計らう必要があります。

気温が氷点下の場合は洗車を避ける

降雪時に洗車しようという人はあまりいないかもしれませんが、晴れた日や曇りの日でも氷点下の状況では洗車を避けた方がよいでしょう。

気温が低すぎるところで洗車をすると、拭き取る前に水分が凍結するおそれがあります。氷は固体のため、凍ったまま氷を取り除こうとしてボディにキズを付ける可能性がゼロとはいえません。

また気温がさほど低くない日でも、強い風で水分が凍る場合があります。この際も水分が凍る可能性があるので、できるだけ氷点下の日や風が強い日の洗車は避けましょう。

どうしても気温の低い日しか洗車の時間を確保できないという人は、水分のこまめな拭き取りを夏場以上に意識するようにしたいところです。

ルーフやボンネットなど一箇所の汚れを落としたら、いったん水を止めしっかりと拭き取って水滴を残さないようにしましょう。

春先はこまめに洗車しよう

真冬の時期は気温が低いため洗車する日をよく見極める必要がありますが、一方で春先の融雪期はこまめな洗車を心がけたいところです。

雪国の道路でも、高速道路や主要国道には路面が凍結しないよう融雪剤がまかれています。融雪剤の成分は塩化カルシウムや塩化ナトリウムなどの塩分のため、下回りに付着したまま放置するとサビの原因になります。

融雪剤による影響は非常に早く、下回りにコーティングをしている車であってもこまめな洗浄が欠かせません。もちろんボディもサビやすくなるため、春先はいつも以上に洗車の頻度を上げるよう意識しましょう。

雪国で洗車をするときあれば便利な道具

洗車をする際は、カーシャンプーや洗車スポンジ、水を入れるためのバケツは必須です。すすいだ後の水分をきれいに拭き取るため、拭き取り用クロスや人口セーム革なども準備しておきましょう。カー用品店で全てそろいますが、100均ショップであればより安価でそろえることができます。

また、ないと困るというわけではありませんが、あれば便利な道具もご紹介します。雪国での洗車は気温が低いところで行うので、冷水に触れないためのゴム手袋があれば重宝します。

クロスだけでは水分拭き取りの手間がかかるため、水切りワイパーも便利な道具です。洗車キズを付けないよう、ワイパーは丁寧に扱いましょう。

鍵穴にキーを差し込んで解錠する車種は少なくなりましたが、万が一に備え解氷剤も用意しておきましょう。寒い中で敢えてやる必要はないものの、ガラスコーティング剤やタイヤの艶出し剤、鉄粉除去粘土などは夏場でも使えます。

雪国での洗車は順番も意識しよう

原則として洗車は上から下に行いますが、雪国で洗車する場合はタイヤやホイールが最初と多少順番が異なります。

タイヤ周りに付いた泥や油脂が跳ねて洗ったボディに付かないよう、最初にタイヤやホイールを含むフェンダー内側を洗いましょう。下回りと同様、ホイールハウス周辺には融雪剤や泥がこびりついています。サビを防ぐために、入念に汚れを落とす意識が重要です。

タイヤ周りの洗浄が終わったら、上から下へとボディを洗っていきます。ボディにも融雪剤が付着しているので、キズを付けないよう注意しながら汚れを落とします。この際、タイヤを洗ったスポンジを使ってはいけません。

ボディを洗った後は、シャンプー成分が残らないよう十分な流水ですすぎましょう。サイドミラーやドア・ボンネットなどのすき間は、念入りに洗剤を洗い流します。

高圧洗浄機を使う場合は、下回りにも水流を当てて融雪剤を落としましょう。コイン洗車場の中には専用の下回り洗浄機が設置されているところもあるので、より効果的に下回りを洗えます。

水洗いの後は水分を拭き取りますが、水分が凍り付く前に手早くすませましょう。このとき、水切りワイパーを併用すると楽に拭き取れます。

余裕があれば、ついでに車内も掃除しましょう。しかし寒い中では敢えてやる必要はありません。車内清掃は、暖かい季節に改めて行う方がよいかもしれません。

融雪剤などの特徴があるため、雪国で同じ車に長く乗り続けるにはより洗車を意識することが重要です。しかし寒い中の洗車はなかなか面倒、そんなときは洗車のプロに依頼してはいかがでしょうか。

冬ならより高い恩恵に加え、コーティングや車内清掃など、プラスアルファのサービスも受けられます。雪国のドライバーは、洗車の専門店への依頼も検討しましょう。

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