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ガラスコーティングのDIYで失敗!どう直す?

  • コーティング
  • 更新日:2023.11.02

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愛車の塗装を守る最強の被膜といえばガラスコーティング。
本来、プロによる施工がベストですが、最近はDIY用キットも販売されています。
でも、DIYは失敗が多く、直し方がとても大変。
ガラスコーティングのDIYで失敗した例や修正方法を解説します。

ガラスコーティングがポリマー系より優れている理由

車の塗装は紫外線などの影響で経年劣化します。
これを防ぐのが被膜、つまりコーティングですね。

かつて、もっともスタンダードなコーティング剤だったのがワックス。
最近では合成樹脂を主成分としたポリマー系が定着しています。

ワックスやポリマー系の場合、コーティングに失敗するということはほとんどありません。
コーティング剤が柔らかいので塗りムラがあっても伸ばすことができます。
塗装面をきれいにする下地処理さえしっかりやっておけば誰でもコーティングできます。

ただし、形成された被膜は有機成分なので汚れが付着しやすく持続性も約3ヶ月程度。
対してガラスコーティングの被膜は硬く、しかも持続性は約3年。
汚れが付着しにくく、洗車も比較的カンタンです。
この違いがガラスコーティングを被膜最強にしている大きな要因。

以前はガラスコーティングの施工といえばプロに任せるのが鉄則でした。
しかし、最近ではDIYでガラスコーティングするための溶剤やキットが売られています。
これらを使えば硬い被膜を形成できますが、DIYではかなり難しい作業。
DIYによるガラスコーティングで失敗した例も数多くあるのです。

DIYによるガラスコーティングの失敗例

ガラスコーティング剤の主成分はケイ素。
これが酸素と結合することにより、二酸化ケイ素の結晶を作ります。
この結晶は塗装面に付着すると高い密度で結合するため、硬い被膜が作られます。

ちなみにガラス系コーティング剤と称して販売しているタイプは基本的にポリマー系。
合成樹脂が主成分なのでガラスコーティングのような硬い被膜は形成されません。

ただし、ガラスコーティングは性能に比例して施工が難しいのも事実。
温度や直射日光など環境によって溶剤の塗り方が難しく、かなりコツが必要になります。
それではDIYによるガラスコーティングの失敗例を上げてみましょう。

・下地処理による失敗例

ガラスコーティングを施工する際、塗装面を徹底的に洗う下地処理が大切。
これを怠って汚れが残ったままになるとコーティングで閉じ込めてしまうことになります。
仕上がってからピカピカのボディを見た時、汚れが残っていたらガッカリですね。

・塗ムラによる失敗例

もっとも多い失敗がコレ。
ガラスコーティングは表面硬化が早いため、つい急いで作業しがち。
結果、厚く塗ったところや薄いところができたり、塗り残しがあったり。
ガラスコーティングの難しい点は重ね塗りができないこと。
ツヤや輝きにムラが生じてもそのまま乗るしかありません。

・作業時間による失敗例

ガラスコーティングは作業時間が長くなります。
したがって作業を始める時間帯は屋外の場合、午前中がベスト。
午後から始めると夜まで作業が続き、塗りムラや塗り残しが分からなくなる場合があります。

またガラスコーティングは最終工程で拭き取りがあります。
これも暗いと拭き取り残しを発生しやすい原因となります。

・天候による失敗例

ガラスコーティングの大敵は水滴。
コーティング中に水分が混ざると白く濁ったりムラになったりします。

天気予報は曇りだったのに、突然の雨、なんてよくあること。
屋外で作業するなら晴れ予報が続く日を選びましょう。

また洗車後の水滴も必ず拭き取ってください。
作業中、ドアミラーやエンブレムから水滴が垂れてきた、というのも多い失敗例のひとつです。

ガラスコーティングを失敗した時の直し方

ガラスコーティングは塗布後、1時間程度の経過であれば修正が可能です。
ボディ全体を見回し、塗ムラや塗り残し、拭き残しがないことを確かめてください。

ただし、1時間を過ぎると修正が難しくなり、完全硬化が始まると不可能。
下地処理が不十分だったところや塗ムラがあるところは一度、剥離させなければなりません。

方法は超微粒子コンパウンドを使ったコーティング剤の研磨。
最初は剥離させたい部分の周りをマスキングテープで囲みます。
それから柔らかめのスポンジにコンパウンドを豆粒大乗せ、塗ムラの部分を軽く擦ります。

ガラスコーティングの被膜は薄いので、強めにゴシゴシ擦るのは厳禁。
クリア塗装まで研磨が達すると周囲との色ムラが発生します。

擦った部分に水を垂らし、撥水せず親水(水が広がる状態)になれば剥離完成です。
水分をしっかり拭き取り、ガラスコーティングを再施工してください。

失敗例や直し方を見ると、やはりガラスコーティングの施工はかなり困難。
作業に自信のない人はガラスコーティングの専門業者に依頼した方が無難です。
プロに任せるメリットはいろいろあります。

たとえば下地処理。
徹底的な洗車とこびりついた汚れを落としてくれるので鮮やかな塗装色が蘇ります。
また塗布技術が高いだけでなく、完全硬化まで乾燥させる器具も万全。
ガラスコーティングはプロに任せ、輝く光沢の愛車で素敵なカーライフを送りましょう。

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