車はコーティングすると、汚れがつきにくくなり汚れても落ちやすいために洗車が楽です。
コーティングには種類があり、数千円から10万円以上するものまであります。
ただコーティング後時間が経つと、車の艶がなくなってきて水弾きも悪くなります。
もしもコーティングの効果が薄れてきたら、再施工する必要はあるのでしょうか?
この記事で車のコーティングは再施工が必要かどうか紹介します。
コーティングの種類と寿命
車に施工するコーティングには、主に以下の種類があります。
・ワックス
・ポリマーコーティング
・ガラス系コーティング
・ガラスコーティング
・セラミックコーティング
それぞれのコーティングで寿命が違い、施工費用も違います。
ワックス
油脂であり、一番簡易的なコーティングです。
数千円程度の施工費用で自分でも手軽に施工できますが、寿命はおよそ1~3ヶ月です。
熱に弱いので雨が降ると流れ落ちます。
早いと2週間程度しか持ちません。
ポリマーコーティング
樹脂系のコーティング剤となっており、ワックスよりも寿命は長く約6ヶ月です。
花粉や黄砂、排気ガスなどの有機系の汚れはつきやすいという特徴があります。
こちらも数千円程度の施工費用です。
ガラス系コーティング
ガラスではなく、シリコン系コーティングを指す場合が多いです。
またガラス成分にシリコンやフッ素を含めた場合もあります。
つまり純粋なガラス素材のコーティングではありません。
ポリマーコーティングよりも汚れをつきにくくでき、寿命は約2年です。
場合によってはさらに長持ちします。
施工費用は2~5万円ぐらいです。
ガラスコーティング
ガラス成分のみのコーティング剤です。
施工すると車のボディをガラス成分の被膜で覆い、色褪せや酸化から守ります。
さらにコーティングして車に艶が出るという特徴もあります。
施工費用は5~10万円程度、寿命は5年ぐらいです。
セラミックコーティング
皮膜硬度9Hの硬い被膜を車のボディに形成し傷をつきにくくします。
耐薬品性に優れており、鳥の糞や虫の死骸、酸性雨から車を守ります。
他の種類のコーティングより被膜が厚く、より車に艶が出るコーティング剤です。
施工費用は15~30万円と高いですが、寿命は5年程度はあります。
コーティング剤の寿命がきたら再施工は必要か?
どのコーティング剤を使用しても、やがて寿命はやってきて効果は薄れます。
艶や水はけが悪くなったとき、水垢や傷が取れなくなるとき、または手触りが悪くなったときが寿命が近くなっており再施工のタイミングです。
寿命がきたときには、以下のどちらかを選べます。
・再施工する
・そのまま施工しない
コーティング効果を保つならば再施工します。
しかしまだコーティング効果が残っているようであれば、そのまま様子を見るという選択肢もあります。
コーティングの施工頻度が高いと、車の塗装にダメージを与えます。
そのために寿命が長いコーティング剤を使ったほうが、再施工頻度が少なくなり塗装へのダメージも軽減可能です。
再施工の流れ
コーティングの再施工は以下の流れで行います。
1、洗車
2、イオンデポジットや鉄粉除去
3、研磨でコーティング被膜除去
4、脱脂で油分除去
5、コーティング施工
車の状態によっては、イオンデポジットや鉄粉除去は必要ありません。
汚れや古いコーティング剤が残ったまま再施工すると、新しく施行したコーティング剤が車のボディに馴染みません。
本来のコーティング効果を発揮できないために、施工前には汚れや古いコーティングの除去が必要です。
ただし同じ製品のコーティングを再施工する場合、製品によっては古いコーティングの除去は不要です。
こまめにメンテナンスすると再施工までの時間が長くなる
コーティングを施しても車に汚れは付着するので、洗車は必要です。
どれぐらいの頻度で洗車するかで再施工までのタイミングは変わってきます。
ガレージで車を保管するときは2週間に1回程度、青空駐車だと1週間に1回程度洗車したほうが良いです。
コーティングしているからといって、まったく洗車しないと本来の寿命よりも大幅に短くなります。
またコーティング剤にはコーティング用のメンテナンス剤も付属している製品もあります。
実はコーティングは施工すると、被膜に汚れが溜まります。
汚れは洗車では取れないので、専用のメンテナンス材で洗い流すと被膜の劣化を防ぎ寿命を長くできます。
メンテナンス剤が付属していない製品だと、コーティング専門店に依頼すればコーティングのメンテナンスが可能です。
このようにコーティングのメンテナンスを欠かさず行えば、コーティング剤本来の寿命を発揮できます。
例えばガラスコーティングだと、メンテナンスを行っていけば約3年で1回の再施工で済むという計算です。
まとめ
車のコーティングはどの種類でも寿命があります。
コーティング効果を持続させるには、寿命が近づいたら再施工します。
再施工するときは、最初に洗車で汚れを落としその後古い被膜を除去しないといけません。
1度施工したコーティングの効果を長持ちさせるならば、こまめにメンテナンスを行っていきましょう。