車を購入すると、ディーラーでコーティングを勧められる場合が多いです。
購入したばかりの車には、コーティングが必要なのかと思う方もいるでしょう。
車は外を走らせればボディに汚れが付着するので、新車であればコーティングするとボディの輝きを保てます。
この記事では新車をコーティングする必要性やタイミング、メリットを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
新車のコーティングの必要性
車のボディは、紫外線や雨、埃や塵、虫の死骸や鳥の糞、花粉、黄砂など様々な汚れが付着します。
屋外を走らせれば、次第に塗装面に汚れがついていきます。
汚れが付着したままにすると、塗装の劣化や色あせが発生し、これらのダメージは洗車するだけでは取り除けません。
コーティングを施せば、汚れを付着しにくくして、塗装面の劣化を防ぐことが可能です。
しかも付着した汚れが落ちやすくなるので洗車が楽です。
もちろん新車だと塗装に汚れはついていませんが、今後付着するであろう汚れからボディを守るためにコーティングを行うのが良いでしょう。
新車をコーティングするタイミング
新車購入後は、コーティングすることをおすすめします。
コーティングしないで車を運転すると、埃や塵などの汚れ、雨によるシミ、黄砂や花粉、虫の死骸などのよごれがボディに付着し汚れます。
場合によっては洗車しただけでは汚れが取れないかもしれません。
新車の輝きを保つためには、適切なタイミングでコーティングを施します。
新車納車から2週間以内に施工
新車をコーティングするタイミングは、納車されてから2週間以内です。
2週間以内であれば、ボディに汚れが付着しても固着することがほとんどありません。
汚れが固着してからだと、コーティング前に汚れを落とす下地処理をしないといけません。
コーティング費用に下地処理が加算されるので、余計にお金がかかります。
コーティングの再施工は2回目の車検時
コーティングの種類はいくつかありますが、その中でガラスコーティングはコーティング効果が長いです。
もしも新車にガラスコーティングを施したときは、納車から3年目に行う最初の車検時はコーティング効果が持続されています。
しかし2回目の車検である納車から5年目となると、ガラスコーティング効果は薄れます。
そのために、2回目の車検のときに再度ガラスコーティングを施すのがおすすめです。
コーティングで得られるメリット
車にコーティングを施すと、以下のようなメリットを得られます。
・紫外線からのダメージを抑える
・雨水によるシミを防ぐ
・汚れをつきにくくする
車の塗装は紫外線を浴びると、徐々に劣化していき色褪せます。
劣化が進みひどくなれば、クリア層がダメージを受け再塗装が必要になることもあるでしょう。
コーティングを施せば、コーティング被膜が紫外線を低減させるので塗装面へのダメージを減らせます。
雨が降って雨水が塗装面に残ったままだと、やがて水分が蒸発しウォータースポットというシミができます。
シミの原因となるのは、雨水に含まれる汚れです。
ウォータースポットを放置すれば、塗装面を侵食しダメージを与えます。
また洗車した後の拭き上げが不十分だと、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルによって、イオンデポジットという白いシミができます。
コーティングを行えば、雨水も水道水もコーティング被膜で弾いてくれるので染みができる心配がありません。
大気中には埃や塵、黄砂やPM2.5、花粉などが含まれ。車のボディに付着して汚します。
また鳥の糞や虫の死骸、アスファルトをタイヤで削り発生するピッチタール、線路や鉄工所から飛散する鉄粉もボディに付着する汚れです。
コーティングを施せば、塗装面にコーティング被膜が形成され汚れが付着しにくくなり、付着しても水で洗い流しやすくなります。
これらのメリットを得られるので、新車でもコーティングを施す価値はあるでしょう。
コーティング効果を延ばすメンテナンス
コーティングはディーラーか専門店で依頼できます。
依頼するときは、どんなコーティングを行うのか内容を確認するようにしましょう。
コーティング後は適切にメンテナンスすると、効果を延ばせます。
メンテナンスは定期的な洗車と、専用のクリーナーによる洗車です。
定期的に洗車してコーティング被膜に付着した汚れを取り除き、専用クリーナーで通常の洗車では落ちない汚れを落とします。
通常の洗車は週1回、ガレージで車を保管するならば月1回、そして専用クリーナーでメンテナンスは2~3ヶ月に1回行いましょう。
まとめ
新車であってもボディに汚れは付着し、次第に塗装が劣化していくので、汚れや塗装の劣化を防ぐにはコーティングが効果的です。
コーティングにはいくつか種類がありますが、中でも汚れ防止や塗装劣化防止効果が長く続くガラスコーティングがおすすめです。
新車にコーティングを施した後は、その効果を長持ちさせるためにメンテナンスを行ってください。