車紹介<アルファード>
今回は超人気車種トヨタ アルファードについて紹介します。
<どんな車?>
トヨタが2002年から販売している大型のミニバンです。現在販売されているのは3代目の型で
2018年1月頃にビッグマイナーチェンジが予定されています。
もともとは大人数が乗れる乗用車として、日産エルグランドが切り開いたジャンルです。
キャラバンとホーミー(いずれもハイエースのような商用車で多く使われる車種)をベースにした車種でした。
トヨタはこれに対し高級感、豪華さをより強く売り出し、差別化を図ることで一気に
先発のエルグランドを抜き去るほどの人気を勝ち取りました。
当初は箱物の車特有の乗り心地の悪さがあったのですが、モデルチェンジをするごとに
劇的な改良がなされ、現在ではその車内の広さ、装備の充実も含め、高級車としての地位を築き上げました。
国内的な現象ではありますが、高級車=大型セダンという常識を変えてしまうほどのエポックメイキングな車種です。
もともとの用途はファミリーカー、大人数で出かける用だったはずなのですが
現在ではそれらの需要はもちろんのこと、公用車、送迎車、社用車、ハイヤー、ドライバーズカーと
幅広いニーズに応えられる車種となっています。
センチュリーやセルシオでは成し得なかった偉業です。
<何故に人気?>
まず、ドライバーズカーとしての魅力は、何と言っても大きい車だということです。
お城を築いた時代から、大きいことは他者に対し存在を示すいちばんわかりやすい方法でした。
輸入車にも負けない威圧感があります。
モデルチェンジを追うごとにその威風堂々たる外観にもますます磨きがかかってきています。
運転する点で言えば、大きい車全般に共通しますが、視点が高く疲れにくいことが挙げられます。
また、大きくてそれなりの重量もあるので、パワートレインもそれなりのものが搭載されていて、非力さを感じません。
この辺りは下位モデルのミニバンとは明確に差別化をしているところです。
ただし、燃費はそのぶん犠牲になりますし、街乗りではその大きさを持て余すことは多々あるかと思います。
そして、ショーファードリブンとしては後席(特に2列目)の居住性の良さが挙げられます。
日本的なおもてなしの精神が遺憾なく発揮された作りとなっていて、「乗せてあげる車」として
これほど喜ばれるものはないのではないかと思います。
移動というともすれば煩わしい時間を快適に過ごせるような心づくしがあちらこちらに感じられます。
当店では最上級グレードのExecutive Loungeが来ることが多いのですが
「外車買うよりこっちの方がいい」とおっしゃる方が後を絶たないのがよくわかります。
<その他の特徴>
人気車種なため、下取りや売却した際に高値がつきやすいのも魅力です。
ボディカラーは黒、白に高値がつきやすいです。奇抜な色だと買い手がつきづらいですから。
立ち位置が「高級車」なため、装備は充実しています
大きさや燃費以外にあれこれと困ることはなさそうです。
<気になるビッグマイナーチェンジの内容は?>
外観含めなかなかはっきりとした情報が出てきておらず、期待は高まるばかりです。
とりあえず、確実そうな情報では、
①シーケンシャルターンランプへの変更
流れて光るタイプのウィンカーです。レクサスやアウディが採用しています。個人的には未だに慣れません(笑)どうしてもトラック野郎やナイトライダーみたいに見えてしまって。
②セーフティセンスPの標準搭載
衝突回避や車線認識などの安全運転支援システムです。こういったものもどんどん進化してますね。次のフルモデルチェンジではもう自動運転かもしれません。
③フロントフェイス、リアデザインの小変更
メッキ部分が増えてより主張の強いデザインになるとのことです。
あまりやり過ぎないのが好みですが…。現行クラウンのフロントグリルも最初見たときは拒否反応がありましたが、今となっては完全に見慣れましたしね。
④エンジン等パワートレインの変更
確定情報がまだありません。単純な性能アップとも3.5Lが2.0ターボになるとも情報が錯綜しています。
以上、ニューモデルが出たらいち早くレビューできるように情報収集しておきます。
<洗車屋として>
ご存知の通りとても大きな車です。
ご自身で洗うのはとても難儀ですし、私たちのようなショップに任せるのが得策かと思います。
人気色のブラックをキレイに維持するのはとてもとても難しく、ショップもしっかり吟味されることをお勧めします。
もちろんカーケアセンターでしたら心配ございません。
また、車内空間が広いため、車内の清掃もたいへんです。せっかくの高い快適性が散らかって汚い状態では台無しです。
たくさんある窓を含め、カーケアセンターではしっかりと車内もキレイにいたします。
ふだん、輸入車を作業していることが多いので「国産車だと入りづらい」というお声をいただくこともあるのですがまったく気になさらないでください。どんなお車も大切にお預かりし、最良の状態に持っていけるよう尽力いたします。