車にコーティング処理をすると、ツヤと輝きをいつまでも維持することができます。
そのコーティング処理には、様々な種類があります。
例えばガラスコーティングやフッ素系コーティング、ポリマー系コーティング等です。
中でも最上級のコーティング処理が、ガラスコーティングになります。
ここでは、ガラスコーティングの中でも「親水性」のガラスコーティングについてご紹介します。
ガラスコーティング以外にもいろいろあるコーティング
車は屋外で利用するものなので、排気ガスや砂ぼこり、泥、紫外線等で、塗装面が劣化しやすくなっています。新車で購入した際には、塗装面がツルツルとしていて鏡のようですが、が次第にツヤもなくなってしまいます。
車の塗装面を保護するためには、コーティング処理をしたほうが良いのは言うまでもありません。
今回はガラスコーティングがメインですが、予備知識としてその他のコーティング処理法も簡単にご紹介します。
洗車のメンテナンスが楽になるコーティング
車をコーティングするメリットですが「ツヤと輝きが維持できる」「汚れが付きにくくなる」「ワックスがけ不要」などが挙げられます。
要するに、洗車面でのメンテナンスが楽になるのです。
塗装面を保護してくれるので、新車で購入した際にコーティング処理をするのがベストです。
そのため高級車を購入する人の多くは、納車された時点ですでにガラスコーティングをしています。
そうすることで、洗車は水でサッと汚れを洗い流す程度で済みます。
それによってどれだけ手間と時間が節約されるか、すぐに察しがつきますよね。
最高ランクのガラスコーティング
ガラスコーティングというのは、車の塗装面にガラス質の硬い被膜を作るコーティング処理になります。
それによって泥や砂ぼこりだけでなく、塗装面を傷めやすい酸性雨や化学物質による酸化を未然に防止してくれるのです。
ただしガラスコーティングをすると、洗車は不要と誤解している方もいらっしゃいます。
やはり雨水で濡れた路面を走れば、当然の話ですが泥水がボディにかかります。
従って洗車は必要ですが、しっかりコーティングができていれば、シャワー水をかける程度で汚れが落ちてくれるのです。
その他のコーティング処理
ガラスコーティングは、コーティングの中でも最高ランクのものになります。
ただしそれ以外にも、いろんなコーティング処理があります。
フッ素系コーティングやポリマー系コーティング、ガラス系コーティングなどです。
ここでガラスコーティングとガラス系コーティングの違いは何なの?と思うかもしれませんね。
その違いですが、ガラスコーティングはプロの業者が主に施工します。
一方ガラス系コーティングは、カー用品店やホームセンターにもあるような数千円程度で買えるカーワックスの類になります。
その代わり自分でできる市販のワックスの中では、持続性が高いというメリットがあります。
親水性と撥水性の2種類あるガラスコーティング
ガラスコーティングは、大きく分けると親水性と撥水性の2種類があります。
ガラスコーティングをしたことがないと、その違いは分からないかもしれませんね。
その違いは、水のはじき方の違いということを覚えておけば大丈夫です。
ここではガラスコーティングの親水性と撥水性の違いや、それぞれのメリットについてご紹介します。
ガラスコーティングの親水性と撥水性の違い
ガラスコーティングの親水性と撥水性の違いですが、洗車時にシャワーをかけると違いがハッキリします。
例えば親水性ガラスコーティングの場合、水滴とならずに塗装面に水がタラーッと馴染んで流れ落ちて
いきます。
一方撥水性ガラスコーティングは、水をはじくコーティング処理になります。
そのため、塗装面の上で水玉がコロコロといくつもできます。
見た目的には、撥水性ガラスコーティングのほうが水滴をはじいてくれているように見えますよね。
その代わり、水滴がいつまでも残りやすいので、直射日光が強いと水滴のままシミになりやすいのです。
また、少しややこしいですが「疎水性」というものもあり、大まかに説明すると、親水性と撥水性の中間のタイプが疎水性ということになります。
最もメリットの大きい親水性ガラスコーティング
コーティング処理の中でも、ガラスコーティングが最高ランクに位置づけられます。
さらにこのガラスコーティングの中でも、親水性ガラスコーティングはメリットが大きいタイプです。
それはすでに上述したように、水滴がいつまでもボディに残らないのでシミになりにくいのです。
従って黒や紺・ブルー・レッドといった濃色車や、屋外駐車をしている人には、最適なコーティング処理だと言えます。
まとめ
今回は、最高ランクのコーティング処理であるガラスコーティングについて、解説してきました。
中でも親水性ガラスコーティングは、撥水性以上にメリットがあり、おすすめです。
ただしガラスコーティングは、プロのカーコーティング店に依頼する必要があります。
セルフで行う場合、カー用品店にあるようなガラス系コーティングを使用することになり、本格的なガラスコーティングとは仕上がりや効果が異なります。
またセルフの場合は手間や時間がかかり、失敗のリスクも伴うため、慣れていない場合、しっかりコーティング効果を得たい場合は避けた方が良いでしょう。
大切な車のボディの輝きを維持するためにも、プロのガラスコーティングを検討してください。