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ガラスコーティングの硬化時間はどのぐらい必要?

  • コーティング
  • 更新日:2021.07.23

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愛車を保護するのに最も優れたガラスコーティング。
専門的な技術やある程度の時間が必要となるので、専門業者に依頼して施工してもらうのがベストですが、カー用品店などにコーティング剤が売っているので、DIYできないこともありません。

今回はガラスコーティングについて硬化にかかる時間や硬化までの注意点など説明します。
DIYされない方も施工依頼の際の参考にしてください。

ガラスコーティングの硬化時間について

ガラスコーティングの他に類似のコーティングとして、ワックスやポリマーコーティングなどがあります。
硬化の面での違いを時間も含まてみていきましょう。

カーワックス・ポリマーコーティング

カーワックスやポリマーコーティングの主成分は天然か化合物質のロウです。
これを車のボディに塗ってから乾燥することでボディを覆う膜になります。
市販されている該当の製品は30分~1時間程度でで完全に乾いて硬化します。
ボディの上に膜が乗っているだけの状態で塗装面とは密着していません。
そのため、耐久性はなく洗車や雨で剥がれていきます。

ガラスコーティング

ガラスコーティングは、空気に触れると化学反応が起こることで硬化が始まります。
表面を硬化するには約12時間必要であり、カーワックスやポリマーコーティングと比較すると長時間の硬化時間が必要です。
完全に硬化すると塗装面と密着するため、カーワックスやポリマーコーティングより高い耐久性があります。
簡単に剥がれないので修正等はできません。

施工中に失敗した際など、除去する(剥がす)場合はポリッシャーなど表面を強力に洗浄するアイテムを使用します。
ポリッシャーを使って除去する方法は、塗装面を傷付ける可能性があり、塗装し直さなければならなくなることもあるため注意が必要です。

表面硬化と完全硬化の違い

ガラスコーティングの硬化には「表面硬化」「完全硬化」というのがあります。
まず2つの意味・違いを説明します。

ガラスコーティングの表面硬化

表面硬化とは、ボディにガラスコーティング剤を塗った後、表面だけが硬化している状態のことです。
これは途中まで硬化が完了しているということで、まだ塗装面に完全に付着しておらず、硬化した箇所としていない箇所がある状態です。

ガラスコーティング剤は空気に触れると化学反応を起こし、空気に触れた箇所から少しずつ硬化をしていきます。
内部から硬化するわけではなく、表面から硬化することになるので、「表面硬化」とは表面から始まった硬化が半分程度までに至った状態です。

ガラスコーティング剤が塗布されてから約2時間で表面硬化が始まって約12時間で完了します。
完了後は通常の運転は差し支えなく、雨などに降られても水滴を丁寧に拭き取れば大丈夫です。

ガラスコーティングの完全硬化

完全硬化とは、表面硬化から進んで、文字通り完全に硬化した状態です。
完全硬化するとボディに密着します。
完全硬化までには、表面硬化から2週間です。
完全硬化後は一般的なメンテナンスや洗車をすることも可能となります。

ガラスコーティング剤の二度塗りをする場合は、この完全硬化が完了してから施工することになります。
コーティング剤の種類によって完全硬化までに数日から数週間かかることもあります。

硬化するまでの注意点

「表面硬化」と「完全硬化」のそれぞれの硬化が完了するまでの注意点はそれぞれ異なります。

ガラスコーティング表面硬化中の注意点

表面硬化時間中には、「運転しない」「カバーをかけない」「濡らさない」の3つのしないを守りましょう。
「濡らさない」というのは、雨に加え、夜露や朝露も注意が必要です。
車の保管場所が屋根のない屋外の場合は、表面硬化中はカバーをかけられないのでどうしても雨が降ると濡れてしまいます。

もし濡れてしまっても慌てずに、屋根のある場所に車を移動させてから水滴をマイクロファイバークロスなどで優しく拭き取ってください。

「運転しない」というのは、運転中に飛び石などがぶつかってガラスコーティング液剤が剥がれる原因になったり、汚れてしまったりする可能性があるためです。

「カバーをかけない」というのは、完全硬化の前は、カバーをかける際や外す際に起こる摩擦でガラスコーティングの被膜が剥がれ落ちてしまう恐れがあるためです。

ガラスコーティング完全硬化中の注意点

完全硬化時間の途中では水に濡らすだけなら大丈夫ですが、水分がついたままで長時間放置してはいけません。
水分がついたまま放置すると水垢の原因になるため、濡れた場合はすぐにマイクロファイバークロスなどで拭き取ってください。
洗車機は使用できませんが、手洗い洗車であれば洗車できます。

 

ガラスコーティングは硬化するまでに時間がかかり、上手に施工するのがとても難しいので、プロの業者に依頼することをおすすめします。
DIYの際に硬化途中の塗装トラブルがあった場合は、早めに専門家に相談してください。

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