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洗車って必要?洗車をしないとどうなる?

  • 洗車
  • 更新日:2023.04.30

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毎週のように洗車をする人から定期点検と同時くらいにしか洗車しない人など、考えられている洗車の必要度は車によって大きな幅があります。

この記事では「洗車をしないとどうなるか」という視点で、洗車の必要性を解説します。将来下取りや買取りに出す人だけでなく、車を乗り潰すつもりの人も、長く乗り続けるためには洗車が欠かせないことを確認しておきましょう。

洗車をしないと車は最終的にどうなるのか

洗車をしないままにしておくと、表面に汚れが蓄積されていきます。雨が降ると汚れとともに雨水が流れ落ち、黒いスジとしてドアやフェンダーに残ります。サイドスカート周辺は、上からの黒い水だけでなく、路面のアスファルトや砂ボコリなど、特に汚れが目立ってきます。

この状態が長期間継続するわけですから、ボディへの影響が相当であることは容易に予想できるのではないでしょうか。

①塗装が傷み色褪せが進む

車の塗装面は経年劣化で必ず色褪せや傷みが発生しますが、全く洗車をしないと劣化の度合いが驚くほど早まります。

洗車をしないままでいると表面には様々な汚れが残り、中でも鳥のフンは最も塗装を傷める汚れのひとつになります。フンに含まれる酸性の成分と雨水と混じることで化学反応を起こし、それが乾くことでイオンデポジットという白いシミに変化します。

イオンデポジットはやがてウォータースポットという状態になり、ボディを研磨しないと元に戻らなくなります。場合によってメタリック塗装やパール塗装のクリア層が剥げることもあり、この後解説するようにボディ自体を傷めてしまいます。

②ボディの鉄が腐食する

塗装面の劣化を放置していると、やがてボディ表面にサビが発生します。サビが奥まで進行すると、ボディが腐ったようにボロボロな状態に変化します。パネルのサビだけならまだしも、モノコックまで腐食すると走行性能に影響を及ぼし、車にとって致命的なダメージとなるのです。

洗車をしない期間がどのくらいかによっても腐食の度合いは違いますが、あまりに無頓着だと気付いたときには手遅れ、ということも十分あり得ます。

③愛着がなくなってくる

色褪せたり錆びたりした車に愛着を持つ人は少なく、愛着を持っている人はそもそも洗車を怠ったりしないでしょう。

さほど興味がなかった車への愛着はますますなくなり、車本来の寿命を全うできないばかりでなく、買取に出す際もまともな値段が期待できません。

洗車をしない人が口にする理由

先に触れたように、洗車をしないまま放置しておくと、車に致命的なダメージを及ぼしてしまいます。それをわかっていながら洗車をしない人が、一定数いるのも事実です。

もちろん洗車が「できない」わけではなく「しない」理由なので、いずれも車に対するオーナーの考え方によるものと言えるでしょう。

①車に興味がないから

車を単なる移動手段としてとらえる人にとっては、愛車といえども道具にすぎません。走行できて車内が快適でさえあれば構わないと考えていれば、ボディを洗車してピカピカに磨くという発想がそもそも生じないのではないでしょうか。

ただし快適に乗車するためには、外装の洗車だけでなく車内の清掃も必要です。家の中を掃除しなければ快適に暮らせないのと同様、車内の定期的な清掃は欠かせません。またせっかく車内をきれいにするのなら、最低でも水洗い程度ボディも洗っておきたいところです。

②自分が面倒くさがり屋だから

面倒くさがりの人は、気が向いたときに好きなことをしたいことが多いのではないでしょうか。そんな人にとって、できるだけ手間のかかる洗車はしたくないというのが正直なところではないでしょうか。

少しずつでもまめに洗車をしておけばトータルの手間は減るのですが、目先の作業を億劫に感じる人はそのことに気付かないのかもしれません。

③洗車をする時間がないから

洗車をしない理由としては、洗車の必要性は感じていても「時間がなくて洗車できない」ということも考えられます。

本格的に洗車しようと思ったら、水洗いからシャンプー洗車、十分なすすぎ、水分を残さないように拭き取り…と、思った以上に手間がかかります。ワックスやコーティングをする場合はさらに時間を要し、慣れた人でも半日、慣れない人は1日かかることもあります。

現代の社会人は、ただでさえまとまった時間が取りにくいもの。人によっては車に対する優先順位が低いため、洗車にまで手間が回らないのではないでしょうか。

定期的に洗車をして同じ車に長く乗ろう

洗車をしないままでいると最終的にモノコックを損傷するため、定期的な洗車は欠かせません。できれば時間をかけてしっかりと汚れを落としたいところですが、最低でも水洗車と簡単な車内清掃はこまめに行いましょう。

あまりおすすめはできませんが、場合によってはガソリンスタンドに設置されるゲート型の自動洗車機でもやむを得ないでしょう。

また定期的な洗車をしない人だけでなく、こまめな洗車をしている人でもたまには手を抜きたいことがあるかもしれません。そんなときは、洗車をときどき専門店へ依頼するのもひとつの手です。自分で洗車するときに十分落とせない汚れも、専門店ならしっかり落としてくれるでしょう。

まとめ

洗車をしないというのは百害あって一利なし、長く車に乗り続けるためには適度な洗車をしなければならない、とも言えるでしょう。洗車を面倒に感じる人はもちろんですが、普段は自分で洗車する人も一度洗車のプロに依頼してみることをおすすめします。

専門店では丁寧な洗車はもちろんのこと、洗車の効果を保つためのコーティングを提案してくれるところもあります。結果として車にかかるトータルの経費を抑えることにつながり、長く乗り続けることで地球環境にも優しくなれます。

定期的な洗車で車をきれいに保ち、愛着を持って乗り続けましょう。

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