車のプラスチックパーツの白化を防ぐには？原因と対策

25387569_s

車に使われているプラスチックパーツは、樹脂パーツであり次第に白化します。
白くなれば車が汚く安っぽく見えるために、白化を防ぎたいと考える方も多いでしょう。
いくつかの原因によって白化しますが、防ぐことも可能です。
この記事では、プラスチックパーツの白化原因と対策方法を紹介します。

[toc]

車のプラスチックパーツが白化する原因

プラスチックパーツは、例えば以下のような部分に使われています。

・カウルトップパネル
・センターピラー
・バンパー
・サイドステップ

目立つ部分のパーツもあり、塗装はされていないために白化します。
白化する原因は主に、紫外線や雨水などの外的要因です。

日光に含まれる紫外線は、ボディに降り注げは塗装以外にもプラスチックパーツ部分にもダメージを与えます。
塗装されていない部分であるためにダメージを受けやすく、白化していきます。

雨水も白化させる原因であり、酸性雨はプレスチックパーツにダメージを与えやすいです。
特に青空駐車しているとより雨水が降り注ぎ、白化スピードを早めるでしょう。
そして温度変化も白化原因となっており、熱により膨張させパーツを歪ませ劣化させます。

車のプラスチックパーツの白化対策方法

プラスチックは塗装されておらず、外的要因で白化します。
外からダメージを受けないようにすれば、白化を防げます。
以下のような方法で白化対策できるでしょう。

・塗装する
・コーティングする

塗装すればプラスチックパーツ表面が塗料で覆われるために、紫外線や雨水の影響は受けません。
時間が経っても白化しにくく、好きな色を塗れます。
透明なクリアー塗装を使えば、色がつかないためにプラスチックパーツそのものの色を残せます。

ただし塗装は一度塗ると、他の色に変えることは難しいです。
また塗装を塗るならば、プラスチック部分以外に塗らないようにするために養生をしておきましょう。

コーティングはコーティング剤でプラスチックパーツ表面を覆います。
施工すればコーティング被膜がパーツを覆い、雨水や紫外線から守るので白化しません。
コーティング剤の種類により半年から数年はパーツを保護できます。

また番外編の対策方法ですが、プラスチックパーツを交換するという方法もあります。
同じ車種のパーツを探すのは大変かもしれませんが、新品に変えれば白化しない美しいパーツを取り付けられます。

プラスチックパーツの白化予防方法

パーツになにかの施工を行わなくとも、白化を防ぐ方法はあります。
日頃車は雨水や日光に晒されるので、車全体に紫外線や酸性雨が降り注がないようにすれば白化を防げます。
以下のような方法で防げるでしょう。

・ガレージに駐車する
・ボディカバーで車を覆う

屋根のあるガレージに車を置いて保管すれば、紫外線や酸性雨がプラスチックパーツに降り注ぐことがありません。
完全に予防するには壁やシャッターのあるガレージが必要です。
またボディカバーで車全体を覆うという方法も使えます。
ガレージよりも手軽であり、スペースや費用の関係でガレージを作れないときに使えるでしょう。

これらの方法であれば、車を走らせているとき以外は紫外線や酸性雨からプラスチックパーツを守れます。
ただしボディカバーは使い方を間違えると、ボディを傷つけるので気をつけましょう。

プラスチックパーツを白化から復活させる方法

白化したプラスチックパーツは、磨くと元の色に戻ります。
メラミンスポンジやケミカル剤で磨いてみましょう。

メラミンスポンジを使うときは、シリコン塗装も行います。
最初にスポンジで白化した部分を磨いていき、その後シリコンスプレーを吹き付けます。
最後にウエスでシリコンをパーツ全体に馴染ませたら完了です。

シリコンは1ヶ月ほどしか白化を防げませんが、ケミカル剤は耐久性があります。
ワックスタイプのような手軽に使えるケミカル剤もあるので一度試してみると良いでしょう。

コーティングで長くプラスチックパーツの白化を予防

白化するたびに磨いていては、手間がかかって大変です。
またガレージを設置するのも費用がかかり、ボディカバーは運転するたびに外さないといけないので大変でしょう。
プラスチックパーツを手軽に白化予防するには、コーティングがおすすめです。

例えばガラスコーティングであれば、施工後は数年は効果が続き白化を防げます。
他にも効果の長いセラミックコーティングもあります。
洗浄するなどの下地処理を行ってから施工します。
自分でも行えますが、塗装部分よりもデリケートなプラスチックパーツはプロの業者に依頼したほうが確実でしょう。
お近くのコーティングを行える業者を探してください。