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ガラスコーティングの撥水効果の種類を解説

  • コーティング
  • 更新日:2024.03.05

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車を綺麗に保つのに効果的な方法がガラスコーティングです。
コーティング被膜の撥水効果によって汚れをつきにくくするので、長い間車をきれいに保てます。
撥水効果にはいくつか種類があり、コーティングごとにその種類が違います。
愛車をきれいに保つならば、車にあった撥水効果のあるガラスコーティングを施しましょう。
この記事でガラスコーティングの撥水効果の種類、そしてそれぞれのメリットとデメリットを紹介するので参考にしてください。

ガラスコーティングの撥水効果の種類

ガラスコーティングを施せば撥水効果で車に汚れがつきにくくなりますが、その撥水効果の種類が違います。
一般的に撥水効果の種類は親水、疎水、撥水の3つです。
それぞれの効果で車表面に付着した水の弾き方が違い、以下のように塗装面と水滴の接触角度が違います。

・撥水 : 約90度~110度
・疎水 : 約40~80度
・親水 : 約30度

塗装面と水滴の接触角度が高いほど、水がボールのように丸くなって弾きやすいです。
つまり撥水は跳ねるように弾き、親水はべたーっと広がるように弾き、疎水は撥水と親水の中間のようになって弾きます。

ガラスコーティングの撥水効果ごとのメリットとデメリット

撥水、疎水、親水とそれぞれでメリットとデメリットがあります。

撥水のメリットとデメリット

コーティング後の塗装面に付着した水は、水玉となって勢いよく流れ落ちていきます。
雨が降れば雨水と一緒に汚れが落ちるので、汚れを落としやすいというメリットがあります。
また塗装面に水滴が付着しにくいために、風によって塗装面の水が飛ばされやすいです。
撥水効果のあるガラスコーティングは、多くの車で使われています。

デメリットとしては急な雷雨や洗車時のように、水が降り注ぐ時間が短いと付着した水滴が流れ落ちません。
そのために塗装面に水玉ができレンズのようになるために、ウォータースポットができやすいです。
塗装面の水が流れ落ちるには、大量に降り注ぐ水が必要です。

疎水のメリットとデメリット

撥水と親水のメリットを取り入れたのが疎水です。
雨が降れば塗装面にある程度水が集まっていき、その後集まった水が一気に流れ落ちます。
滑り落ちていくので滑水性とも呼ばれています。
塗装面に水が残りにくいために、ウォータースポットができにくいです。
洗車時にも水が残りにくいので、洗った後の拭き上げが簡単に行えます。

その反面デメリットとして、車に降り注ぐ水の量が少ないと塗装面に水が残ります。
炎天下では残った水がレンズ効果を発揮し、ウォータースポットができることもあります。
疎水も撥水と同じく、塗装面の水が流れ落ちるためには降り注ぐ多くの水が必要です。

親水のメリットとデメリット

降り注いだ水が塗装面に馴染む性質を持つのが親水です。
レンズ効果を生み出す水玉ができにくいために、ウォータースポットやイオンデポジットができにくいです。
そして塗装面に馴染み留まった水は、やがて汚れと一緒に流れ落ちます。
そのために自然と汚れを流し落としてくれます。

デメリットとしては、すぐに水が流れ落ちないためにコーティングされているかどうかわかりにくいです。
汚れを落としているのかどうかもわかりにくいでしょう。
また洗車時には塗装面に水が残るので、拭き上げ作業はやや苦労します。

どの特性のガラスコーティングがいいのか?

どのようにして車を保管するかで、どの特性のコーティングが適しているか違ってきます。
毎日車を使う人は撥水コーティングがおすすめで、週末しか使わないような時々車に乗る方は親水や疎水コーティングがおすすめです。

また屋根と壁のある屋内やガレージに車を置いておく方は、どの特性のコーティングを選んでも構いません。
屋外に車を置いておく人は、撥水だとウォータースポットができやすいです。
親水や疎水だとウォータースポットができにくいので、そのような特性のコーティングを選んだほうが無難でしょう。

ガラスコーティングの撥水効果の水弾きは状況で変わる

撥水性は塗装面で水を弾きやすく、疎水性は水が膜を作り滑り落ちていき、親水性は水が広がりやすいです。
しかしこれらの特性は理想的な環境下の話であり、多くの要因で変化します。
撥水でも水が多いと疎水性のように塗装面に付着し、親水性は汚れによって撥水や疎水のようになるときもあります。

どの効果のガラスコーティングも、コーティング効果を維持するにはメンテナンスが欠かせません。
定期的に適切な方法で洗車しないとならず、定期的にコーティング面のケアが必要です。

コーティングのケアは、定期的な洗車とコーティングの汚れ除去を行います。
汚れ除去はコーティングのメンテナンスと言われており、専用のクリーナーを使ってコーティング表面の汚れを取り除きます。
洗車では取り除けない汚れが付着するので、専用のメンテナンス剤を使って汚れを落とします。
コーティングの効果を長持ちさせたいならば、洗車の他にメンテナンスも行ったほうが良いでしょう。

まとめ

コーティングには撥水、親水、疎水と特性があります。
それぞれの特性で水弾きの仕方が違い、汚れの遠方が違います。
自分の車には、どの特性のコーティングが適しているのか違いを見て選んでください。
そしてコーティングの効果を長持ちさせるには、定期的なケアが必要なので行うようにしましょう。

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