車のフロアマットは、車を運転するときに靴で踏みつける場所であり汚れやすいです。
靴の裏の汚れはもちろん、車内の食べこぼしやタバコの燃えカスなどが付着します。
黒系のフロアマットは、汚れているのかわかりにくいですが、雑菌が繁殖しやすく臭いが発生しやすい部分です。
特有の臭いがするので、綺麗にして臭いを取りたいと考えている人もいるでしょう。
この記事では、車のフロアマットの臭いの除去方法を紹介します。
フロアマットの汚れの原因
フロアマットは外を歩いた靴で踏み込む場所であり、外からの汚れを持ち込みます。
また車内で発生するゴミも汚れの原因となり、汚れたままだとカビが発生します。
フロアマットを汚す原因は、主に以下の通りです。
・靴の裏の汚れ
・車内でこぼした飲食物
・汚れをもとに発生するカビ
フロアマットは、運転するたびに外を歩いた靴で踏みつけるので、靴の裏の泥や砂利、埃などの汚れを取り込みます。
そのためにマットが汚れることは防げません。
特に布製のマットだと、汚れが絡みつきやすく洗っても綺麗になりにくいです。
車の中で食べ物を食べて飲み物を飲むと、飲食物がマットにこぼれることもあります。
こぼしたものは放置したままにすると、やがて汚れとなります。
また飲み物はこぼせば染み込むので、拭いても完全には取れません。
そしてフロアマットの汚れは、やがてカビを発生させます。
また雨の日だと濡れた靴でマットを踏むので、マットが水分を取り込み余計にカビが発生しやすくなります。
カビが繁殖すれば、やがてマットから悪臭が発生するでしょう。
フロアマットは洗わないと汚れや臭いが取れない
フロアマットが汚れてきて、嫌な匂いがすれば、消臭剤をスプレーしてみようと思う人もいるでしょう。
しかし市販の消臭剤はマスキングという方法を使っており、臭い成分を包みこんで一時的に臭いを隠しているにすぎません。
そのために時間が経つと消臭成分が揮発してなくなるために、やがて臭いが発生します。
また香りつきの消臭剤を使ったときは、消臭剤の臭いとフロアマットの臭いが混ざって余計に悪臭となり大変です。
フロアマットの臭い除去や汚れを取るならば洗うようにしましょう。
フロアマットの洗い方
フロアマットは、車から取り外せるパーツであるために丸洗いが可能です。
最初にマットについた砂利や泥を落としてから洗うようにしましょう。
砂や泥、埃を落とす
車内からフロアマットを取り出して、広い場所に広げます。
マットについている砂や泥、埃をブラシでこすって落としましょう。
その後は時間があるならば、天日干ししておけばマットのダニや細菌を死滅させられます。
フェンスのような場所にマットをかけて布団たたきのような道具で叩いて汚れを落とすか、掃除機で汚れを吸い取るようにします。
汚れを落とすときは砂埃が舞うので、洗濯物や植木鉢などと汚れてはいけないものから離れた場所で、砂や埃を落とすようにしましょう。
また汚れを吸い込むかもしれないので、必要に応じてマスクやゴーグルを使ってください。
水洗いしてから洗って、最後に乾燥させる
次に水洗いして軽く汚れを落とします。
水洗いが終わったら、洗剤を使って洗いましょう。
洗剤は油汚れも落とせる家庭用洗剤を使うのがおすすめです。
専用の洗剤を使っても構いませんが、台所用洗剤があればそれを使うだけで十分です。
たわしやブラシを使って、マットをこすって汚れを洗い出すようにしましょう。
車のボディと違い傷をつけても問題ないので、ゴシゴシと力を入れて構いません。
よく洗ったら、すすいで洗剤と汚れを洗い流します。
洗剤成分がマットに残らないように、すすぎはよく行いましょう。
乾燥させる
すすぎが終わったら、最後によく乾燥させます。
完全に乾かすようにして、乾いてから車にマットを戻します。
フロアマットを完全に乾かすには、晴れた中で干して半日から1日はかかります。
早い時間から洗って干したほうが良いでしょう。
完全に乾いていない状態で、車にマットを戻すとマットにカビが生えます。
フロアマットは完全に乾いたのを確認してから、車に戻すようにしてください。
フロアマットを洗うときの注意点
フロアマットは洗濯機では洗わないようにしましょう。
洗濯機を使うと洗濯槽が汚れて、衣類を洗うとマットの汚れを付着させます。
またコインランドリーでもマットを洗うのは避けてください。
ガソリンスタンドやコイン洗車場によっては、フロアマット洗浄機を置いています。
料金を入れて洗浄機にマットをセットするだけで洗えるので、手軽であり時間がかかりません。
自分で洗う時間がないときは、フロアマット洗浄機を使うと良いでしょう。
まとめ
フロアマットは靴で踏む部分であるために、自然と汚れていきます。
汚れが付着するとカビも発生するようになり、やがて嫌な匂いを放ちます。
汚れや臭いを除去するならば、フロアマットを洗うようにしましょう。
水洗い後に洗剤を使って洗い、その後すすぎをしてからよく乾かせば汚れや臭いがなくなります。
洗った後は完全に乾燥させるようにしてから、車にフロアマットを戻すようにしましょう。