いつまでもキレイな愛車を保つためには、定期的な洗車が欠かせません。
しかし、せっかく洗車したはずなのに、水垢やくすみ、キズの目立ちに悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
実は洗車は洗って終わりではなく、拭き上げまでしっかりおこなわないと、ピカピカなボディとウインドウに仕上がらないのです。
今回は、洗車の拭き上げの正しい方法とポイントについて、詳しく紹介します。
洗車の拭き上げはタオル選びが重要
キレイに洗車したのにボディのくすみが目立つのは、拭き上げで使用するタオル選びが間違っている可能性があります。
車を拭き上げるタオルはどれも使っても同じと思うかもしれませんが、塗装されたボディは少しの力加減で傷つきやすいほどデリケートなのです。
使い古しの雑巾やループ状のタオルは、洗車の拭き上げで適したタオルではありません。
ループ状のタオルは、砂やホコリを巻き込みやすい形状をしているため、ボディやウインドウを拭き上げると傷つけます。
洗車で使用するタオルは、汚れを巻き込みにくい直起毛加工のマイクロファイバーを使用しましょう。
拭き上げ時のポイントをチェックしよう
車は水洗いしただけでは、ピカピカに仕上がりません。
洗車後は拭き上げまでしっかりおこなうことで、車全体が輝きますよ。
拭き上げは「タオルで拭いて終わり」ではなく、いくつか注意すべきポイントがあります。
正しい拭き上げポイントを確認しましょう。
洗車は必ず日陰でおこなうこと
洗車をする時は、よく晴れた天気の日を選びがちですが、ボディは高温になると塗装部分が柔らかくなってしまいます。
この状態で拭き上げると、ボディがキズつきやすくなるので、必ず日陰で洗車をおこないましょう。
洗車の拭き上げはクロスを使い分ける
車を「ボディ、足回り、バンパー、ウインドウ」と4箇所に分けて、クロスも4枚用意しておくといいでしょう。
キレイに洗車しても、目に見えない砂やホコリ汚れが付着している可能性があり、同じクロスで拭き上げると汚れを巻き込み、傷つけてしまう可能性があります。
洗車の吹き上げで使うクロスは、部分に合わせて使い分けることで、水滴をキレイに吸収できます。
何枚も洗車用クロスを用意できない場合は、最低でもボディとウインドウ用の2枚は準備しましょう。
洗車の拭き上げは優しい力で
洗車の拭き上げは、ボディをスポンジで洗う時と同様に「優しい力加減」が必要です。
ハイエースやワンボックスタイプのファミリーカーは、ボディ上部の拭き上げが難しく、つい力を入れてしまいがちです。
強い力で拭き上げた部分だけ塗装が剥げたりキズがついてしまうため、脚立を使って適度な力加減で水滴を拭き取れるようにしましょう。
洗車の拭き上げは一方方向
洗車の拭き上げは「一方方向」が基本です。
水滴は上から下へ流れるので、同じ方向で拭き上げると効率よくボディを磨けます。
また、日差しの強い日中や気温の高い夏場に洗車をおこなう時は、水洗いした直後すぐに天井から順番に拭き上げてください。
水分が蒸発する前に拭き取ることで、水垢やシミの心配がありません。
洗車した窓の拭き上げは周囲から
車のウインドウの拭き上げは、窓の周りを一周拭き取ってから、上から下へ順番に拭くとキレイに仕上がります。
吹き上げの方向はボディと同じく「上から下へ一方方向」が基本です。
ウインドウの拭き残りは水垢が目立ちやすいため、乾いたクロスで2度拭きがおすすめです。
洗車後に拭き上げをしないとどうなる?
洗車をした後、拭き上げをしなくても走行中で水分が飛ぶので大丈夫と思っていませんか?
水洗いした車は拭き上げをしっかりしないと、ウォータースポットやイオンデポジットが発生し、せっかくの洗車も台無しです。
2つはどのような環境で発生するのか、しっかり確認しておきましょう。
ウォータースポットとは
ウォータースポットは、車のボディに付着した水滴が、日光を浴びて高温となり塗装面が焼ける状態をいいます。
ボディに白いシミのような跡や塗装の一部がボコボコの状態は、ウォータースポットの可能性が高いです。
直射日光のあたりやすい車の上部に多く見られる現象なので、気づかないケースが多いです。
軽度な状態であればウォータースポット除去剤で取り除けますが、濃いシミや塗装のゆがみは自分で対処するのは難しい可能性があります。
間違った方法で対処するとボディを傷つける可能性があるので、心配な時は洗車のプロに相談しましょう。
イオンデポジットとは
イオンデポジットは、水道水に含まれるカルシウムやマグネシムなどのミネラル成分が蒸発し、白い跡を残した状態をいいます。
水滴の残った車のボディに直射日光や気温上昇で高温になると、水道水に含まれる成分が乾き凝縮され水垢として残ってしまうのです。
イオンデポジットは洗車することで落とすことが可能ですが、拭き上げをしっかりおこなわずに仕上げると、再蓄積されて濃いシミとして残ります。
水垢は車のボディに悪影響はないと思われがちですが、放置しておくと専用工具で研磨除去が必要です。
数万円の工賃が必要になるため、洗車の拭き上げは徹底的におこないましょう。
まとめ|洗車は拭き上げまでしっかりおこなおう!
洗車の拭き上げは、必ず「一方方向に拭く」「クロスは使い分ける」ようにしましょう。
しっかり拭き上げをしないと、水垢や塗装のゆがみといったダメージを受けてしまいます。
洗車は毎日おこなうものではありませんが、愛車に長く乗り続けるためには正しい手順を覚えておく必要があります。
洗車の拭き上げまで完璧に仕上げたい、コーティングをして愛車を長持ちさせたい時は、プロの業者へ一度相談してみましょう。
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