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セラミックコーティングとは?メリット・デメリットを解説

  • コーティング
  • 更新日:2022.08.08

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セラミックコーティングとは?メリット・デメリットを解説

車のボディを保護するコーティングの素材は、従来樹脂系とも呼ばれるポリマー系や硬いガラスコーティングが主流を占めていました。しかし最近では、セラミックコーティングが一躍脚光を浴びるようになっています。

今回はそのセラミックコーティングについて、特徴やメリット・デメリットを、ガラスコーティングとも比較しながら詳しく解説します。

セラミックコーティングとはどのようなものか

通常は「セラミック=陶磁器」という理解が一般的ですが、セラミックコーティングの素材は「金属や酸素、窒素、炭素などからなる化合物」という点が異なります。

セラミックコーティングにはとても丈夫で耐熱性に優れているという特徴があり、固い被膜がガラスコーティングと共通しています。そのため比較されることもしばしばですが、両者の違いは意外に多いです。

特にセラミックコーティングは耐薬品性に優れ紫外線にも強いことから、被膜の撥水性や光沢性の維持期間がガラスコーティングより大幅に長くなっています。

ガラスコーティングの耐用年数は3~5年といわれるのに対し、セラミックコーティングは5~7年とより長持ちするとされています。

一方セラミックコーティングは施工できる店舗数がまだまだ少ないという特徴もあり、コーティングのスタンダードであるガラスコーティングと最大の違いでもあります。

セラミックコーティングはどのような効果を発揮するのか

車のコーティングは素材がボディ表面に被膜を形成し、被膜がボディを保護するという点が共通しています。セラミックコーティングでも同じことがいえ、ガラスコーティングのガラスよりも硬いセラミック素材による強固な被膜が塗装面を保護します。

コーティング被膜は塗装面に汚れが付着するのを防ぐとともに、汚れても簡単に洗い流せるという特徴もあります。

また塗装面には見えない凹凸があるのですが、コーティングがボディ表面を平滑化することで、雨水や洗車時の流水などが表面に残りにくくなる効果も期待できます。

ボディに残る水分は、放置しておくとシミやウォータースポットの原因になるため、水分を残さない点も塗装面の保護につながっています。

セラミックコーティングを施工するメリットとは

様々なコーティング剤がある中、あえてセラミックコーティングを施工するメリットとしてはどのようなものがあるのでしょうか。

セラミックコーティング最大のメリットは、他のコーティング剤よりキズが付きにくいという点です。施工後は硬く厚みのある被膜がボディを覆うため、洗車キズをはじめとした小キズから保護することができます。

また紫外線や酸性雨による塗装の色褪せを抑える機能が優れている点も、セラミックコーティングのメリットです。セラミックの被膜は紫外線の影響を受けにくいため、コーティングの保護効果や光沢が長期間持続します。

セラミックコーティングは、耐熱性が高いという特徴もあります。コーティング剤によっては高温時に融け出すため熱を吸収しやすい黒いボディに不向きなものもある中、セラミックコーティングは被膜の成分が変化しないため安心です。

熱に強いセラミックコーティングは、ボディ以外に使うこともできます。特にブレーキダストによって常に汚れるアルミホイールやウインドウのモール部分にコーティングすることで、シミ予防の効果も期待できます。

セラミックコーティングにもデメリットはある

いいことずくめのように思えるセラミックコーティングですが、特徴ゆえのデメリットがあるのも事実です。

最大のデメリットは、DIYによる施工が極めて困難な点です。セラミックコーティングは複数層の被膜を形成するためムラができやすく、ガラスコーティング以上に下地処理が重要になります。ホコリのないところなど施工する環境もシビアなため、基本的にプロでなければ施工できないと考えるべきでしょう。

また下地処理やコーティング施工の難しさから、ガラスコーティングよりも施工料金が上がるというデメリットもあります。

セラミックコーティングは施工できる店舗がまだ少ないため対応できるところを探すのが難しい、という点もデメリットのひとつです。

セラミックコーティングも他のコーティングと同様、性能を保つため施工業者による定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。専門店が近くにないと、施工店までの移動時間や待ち時間なども余計にかかるというのは、車を使う上で非常に不便になります。

その点はまだガラスコーティングには及ばず、地域的なデメリットを解消するには少し時間がかかるかもしれません。

まとめ

セラミックコーティングは硬いセラミック被膜を形成し、その被膜はガラスコーティングよりも高い硬度や優れた耐久性などにより優れた保護効果を発揮します。

一方施工には下地処理やムラのない塗り付けなどDIYのハードルが高いため、技術のあるプロに依頼することになります。

セラミックコーティングはガラスコーティングよりも施工可能な業者が少なく、施工料金が高いともいわれていますが、差額以上の満足を得られるでしょう。

近所にあるコーティング業者がセラミックコーティングに対応しているか、一度リサーチしてはいかがでしょうか。

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