車の走行性能や見た目を変えるためのエアロパーツ。
昔はパーツ屋さんで取り付けてもらいましたが、今やネットで購入したのを取り付けてもらうことも。
外装パーツであるので、取り付け後は次第に汚れてきます。
汚れにくくするのに有効であるのがコーティングですが、エアロパーツにも施したほうがいいのでしょうか?
この記事で、エアロパーツへのコーティング効果をご紹介します。
エアロパーツとは?
車の外装用パーツがエアロパーツです。
フロントスポイラーやGTウイングなどといくつも種類があります。
取り付ける目的はダウンフォースやブレーキング性能と走行性能を高めるためです。
また見た目を変えて自分だけの車を作るためにも用いいます。
フロントスポイラーやリアスポイラーはフロントやバンパーに取り付けるパーツです。
車体下に空気が流れないようにして車が浮くのを防ぐのがフロントスポイラー、リアスポイラーは車体の上に流れる空気抵抗を使いダウンフォースを得られます。
サイドステップは両方のドアの下に装着するパーツで、車高を高く見せる効果があります。
リアウイングはトランク部分に取り付けダウンフォースを発生させます。
素材はABS樹脂とFRPの2つどちらからです。
ABS樹脂は硬いゴムのような素材で弾力があります。
日光に長時間照らされると表面が傷み、歪みや反りが発生します。
繊維強化プラスチックがFRPで軽くて強度が高いです。
腐食せず耐候性や耐水性、耐薬品性がありますが、弾力性はなく衝撃と熱に弱いです。
エアロパーツもメンテナンスが必要
エアロパーツは塗装されていないために、日光を浴びると紫外線の影響を受けて劣化します。
樹脂パーツであれば白っぽくなり安っぽい見た目になります。
直射日光を浴びるとエアロパーツは高温になるので変形のおそれもあります。
また酸性雨を浴びるとエアロパーツは傷んできます。
そのために、エアロパーツでもメンテナンスは必要です。
汚れを取り除き磨く
エアロパーツのメンテナンスは洗剤で汚れを取り除き、コンパウンドのようなもので磨きます。
まずは中性洗剤やカーシャンプーを使いスポンジで汚れている部分を洗います。
汚れがこびりついている場所は、ブラシを使ってこすります。
磨くときはコンパウンドやメラミンスポンジを使います。
水を含ませて色褪せている部分を磨きますが、力を入れすぎると傷になるので優しく磨いてください。
もしも汚れが落ちず磨いても色褪せが直らないというならば塗装という方法もあります。
エアロパーツをコーティングして劣化を防ぐ
エアロパーツは車の外側についている外装パーツであるために、直射日光や酸性雨の影響を受けます。
色あせや白化、傷、汚れなどが発生しますが、その度に洗って磨いていては大変です。
エアロパーツを汚れや傷をつきにくくして、白化や色あせしにくくするならばコーティングが有効です。
コーティングにはシリコンコーティングやガラスコーティングなどいくつか種類があります。
エアロパーツは元からコーティングされていないので、好きな種類のコーティングを施せます。
コーティングを行うと、紫外線による白化防止、撥水性能向上による汚れ防止、そして艶を取り戻す効果が期待できます。
コーティング前は下地処理をする
エアロパーツにコーティング剤を密着させるには、下地処理が欠かせません。
パーツ部分をカーシャンプーで洗い汚れを落とし、落ちない汚れはミラミンスポンジで磨いて落とします。
またパーツ表面の油分も取り除き脱脂しておきましょう。
排気ガスやピッチタールなどの汚れが付着するので落としておきます。
これら汚れがついたままコーティング剤を塗ると、施工ムラができコーティングがパーツに密着せず次第に剥がれてきます。
自分で塗るとき、または業者に依頼するときのどちらでも下地処理をしてからコーティングを施してください。
またコーティング剤は塗れば塗るほど良いということはなく、塗り過ぎはムラになる原因であるために量に注意してください。
コーティング部分も洗車が必要
車のボディは汚れが付着するように、コーティングを施したエアロパーツも多少汚れはつきます。
特に花粉や黄砂、鳥の糞、虫の死骸は付着すると酸性となるのでコーティング被膜にダメージを与えます。
そのまま汚れを放置すると撥水性能が下がり、さらに放置すればコーティング皮膜が剥がれます。
コーティングの性能を維持するためには、定期的に洗車してください。
またコーティングは寿命があるので、寿命がきたら再施工して塗り直します。
まとめ
エアロパーツはフロントスポイラーやGTウイングなどといくつか種類があります。
走行性能を高めドレスアップのために使えるパーツです。
車のボディと同じように汚れがつき劣化してくるので、洗って磨くというメンテナンスは必要です。
汚れをつきにくくして劣化しにくくするにはコーティングが有効です。
コーティングするならば下地処理を施してから塗っていくようにしてください。