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車のコーティングとワックスの違いとは?選び方についても解説

  • コーティング
  • 更新日:2023.12.11

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車の塗装は被膜で保護しないと紫外線などの影響で劣化していきます。
でも、ワックスやポリマー系、ガラスコーティングなど被膜といってもいろいろ。
カーショップに行けば種類が多すぎてどれを選んだらいいか悩んでしまいますね。
車のコーティングとワックスの違い、その選び方について解説します。

コーティングの種類とは?

コーティングとは、物体の表面に密着する薄い膜で覆うことを意味しています。
車の場合、塗装面を覆う被膜ですね。
したがって種類は違っても被膜を作る目的の製品はすべてコーティング剤です。

ただし、紛らわしいのはポリマー系コーティングのジャンルに入る製品群。
これらは基本的に石油成分で化学的に作られた合成樹脂です。
特徴や含有成分によって各メーカーが製品名をつけており、これが混乱を招く原因。
ガラス系とかポリマーとかシリコンとか。
ここでは便宜上、化学合成樹脂の被膜をポリマー系と統一します。

ポリマー系以外の主な種類はワックスとガラスコーティング。
それぞれにメリットとデメリットがあります。
自分のカーライフや予算に合ったコーティング剤を選んでください。

3種類のコーティングの特徴や違い

以下に、それぞれの種類の特徴や違い、メリットやデメリットを解説します。

・ワックス

もっとも歴史の長いコーティング剤。
アメリカで開発され、日本製は1960年代初頭に発売されました。

現在のワックスの形態は固形、半練り、液状の3タイプがあります。
主成分は天然樹脂と石油成分、パラフィンやロウなど。
これらの配合量によって質が変わってきます。
最上級は天然樹脂のカルナバロウが多く含まれているタイプ。
石油成分が多くなるほど汎用品になります。

メリットは油脂系独特の深い艶が出せること。
この艶の魅力に惹かれて、ワックスを使い続ける人もいます。
ただし、深い艶が出るのはカルナバロウ含有量の多いワックス。
汎用品ではそこまでの艶が出ず、柔らかい被膜ができるだけです。

デメリットは作業に手間がかかること。
とくに固形は塗り伸ばしがしにくいのでボディ全体へ塗るのに時間がかかります。
また固まりが早いので直射日光の強い時は作業を避けた方が無難。
ワックスが乾いた後の拭き取り作業も大変。
持続効果は固形で3ヶ月程度、半練りでは2〜3ヶ月、液状では約1ヶ月です。

・ポリマー系

化学合成樹脂による被膜の登場は意外に早く1970年代には販売されるようになりました。
当時は専門業者による施工でしたが、現在はDIYでできるようになっています。
カーショップに行けば数多くのDIYコーティング剤が並んでいますね。

特徴は分子が塗装面に密着して被膜を作ること。
塗装面に塗るだけのワックスと違い、持続効果が長くなりました。
商品にもよりますが約3〜6ヶ月間、被膜効果が持続します。

メリットは塗布作業がカンタンなこと。
最近のポリマー系は洗車後、スプレーして拭き取るだけのタイプが主流となっています。

デメリットは合成樹脂なので被膜が柔らかいこと。
雨などの影響でわずかずつ流れ落ち、油分の汚れも付着しやすい特性があります。

・ガラスコーティング

車の被膜史上、最強といわれているのがガラスコーティング。
2000年代初頭に登場しました。
それまでのコーティング剤と大きく異なるのは石油成分ではなく無機質の溶剤を使うこと。
ガラスの原材料となるケイ素から合成される低分子シランなどが主成分。
分子が小さいので塗装面への密着度が高くなり、薄い被膜でも硬くなることが特徴です。
同時に紫外線から塗装を守り、深い艶と撥水性や親水性を実現しました。

メリットは一度施工すれば約3年の持続効果があること。
被膜が硬いので汚れが付着しにくく、洗車でカンタンに落ちること。

デメリットは塗布作業にコツがいること。
最近、DIYでも施工できるようになりましたが、コツをマスターしないと失敗します。
プロに任せる方が無難ですが、ワックスやポリマー系よりもコストが高くなります。

なお、ガラス系コーティングと呼ばれているタイプはポリマー系です。
ケイ素から合成されるポリシラザンなどを含んでいるものの、基本は石油成分。
ガラスコーティングとは別物なので間違って使用しないでください。

愛車に最適なコーティングの選び方

コーティングは愛車や自分のカーライフに向いているタイプを選びたいですね。
手間はかかっても、しっとりとした深い艶を求めるならワックスが最適。
選ぶ際は汎用品ではなくカルナバロウの含有量が多いタイプ。
汎用品では艶は出ても効果が長持ちしません。

手間をかけずにコーティングしたいのであればポリマー系がいいでしょう。
撥水や親水の効果もあり、ワックスほどではありませんが艶出し効果もあります。

ただし、ワックスもポリマー系も被膜を作る前に下地処理をしなければなりません。
洗車が不十分で汚れが残っている塗装面に被膜を作ると、汚れを閉じ込めてしまいます。

この下地処理まで徹底的に行うのがプロの施工によるガラスコーティング。
高いスキルで塗布まで完了させるので、美しい仕上がりが約束されます。
手間をかけず、きれいな塗装を長持ちさせたい人はガラスコーティングがおすすめです。
自分の好みと愛車にぴったりのコーティングを選んで快適なカーライフを送りましょう。

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