愛車を汚れにくくして、長くきれいな状態を保つならばコーティングが有効です。
様々なコーティング剤が発売されており、時間をみつけてDIYでコーティングができます。
ただし自分で行うならば、必ずしもうまく施工できるとは限らず、プロの業者に任せたほうがいい場合もあります。
DIYでコーティングを行うと、どのような失敗をするのでしょうかこの記事で解説します。
DIYで車をコーティングするメリット
自分でコーティングすれば、業者に頼むよりもリーズナブルに施工できます。
業者によるコーティング施工費用は、車種や使用するコーティング剤で違い2~20万円ぐらいです。コーティングしたいけど悩んでいる人にとっては、自分で行うことはメリットを感じるでしょう。
また車を業者のお店まで持っていく必要がなく、自宅の空きスペースで施工できます。
DIYで車をコーティングするときのコツ
失敗なく自分でコーティングするには、以下のようなポイントを抑えて行いましょう。
・直射日光が照りつける場所は避ける
・慣れていないなら早い時間から行う
・下地処理をしてから施工する
・洗車では井戸水を使わない
・コーティング後は24時間時間を置く
直射日光が照りつけない早い時間に行う
コーティング前には下地処理が必要であり、洗車して車に付着した汚れやゴミを取り除きます。
洗車するときはカーシャンプーを使い洗ってからすすぎますが、直射日光が照りつける中で行うとすすいだ後にボディに付着した水滴が蒸発しシミを作ります。
シミを作りやすいために、太陽が照りつける中でのコーティングはおすすめできません。
曇りの日で行うか、晴れの日ならば日陰になる場所で行うようにしましょう。
またコーティング作業に慣れていないならば、施工を始めてから完了まで時間がかかるかもしれません。
そのために慣れていないならば、早めに行ったほうが良いでしょう。
下地処理の洗車を行うときの水は井戸水以外を使う
コーティングを綺麗に行い、汚れ防止効果を長持ちさせるならば施工前の下地処理が欠かせません。
下地処理をおろそかにすると、ボディに付着した汚れによってコーティングが密着しにくくなり従来の効果を十分に発揮できません。
手間がかかりますが、下地処理を行うようにしましょう。
また洗車やすすぎで使用する水は、井戸水以外を使うようにします。
井戸水はミネラルを多く含むために、塗装面でシミができやすいです。
コーティング後は最低24時間車を水に濡らさない
コーティング施工後は被膜が硬化するのにおよそ1日の時間を要します。
硬化する前に車が水に濡れると、コーティングの密着性が下がり本来の艶や効果が出ません。
そのために施工する日は、その後数日の天気を確認しておきましょう。
曇りや晴れの日が続くときに行うようにします。
コーティングでの失敗例
DIYでコーティングすると慣れていない場合も多く、失敗しやすいです。
以下のようなケースが代表的な失敗です。
・ムラや施工漏れ
・拭き残し
・ボディに結露が発生する
ムラや施工漏れ・拭き残し
施工時にコーティング剤を塗らない場所を作ると施工ムラとなります。
中途半端に下地処理を行えば不均一な被膜が形成されます。
また夏場は気温が高いために、コーティング剤が乾燥しやすく施工ムラが発生しやすいです。
そして施工漏れにも注意しましょう。
ドアハンドルやスポイラーの裏側などと、細かい部分は塗り忘れしやすいです。
左右のどちらかのドアミラー、フェンダーの1箇所などと複数箇所あるパーツは塗り忘れることがあります。
コーティング剤は透明であるために、塗ったかどうか確認しにくいです。
施工漏れを防ぐならば、施工チェックシートを使って確認するのも1つの方法でしょう。
拭き残しも発生しやすい失敗です。
施工直後は車全体に塗ったつもりでも、コーティング硬化後にボディへに当たった光の反射具合で気づくときもあります。
施工完了後は明るい場所で光の当たり具合を見て、拭き残しがないかチェックを行ったほうが良いでしょう。
ボディに結露が発生する
夕方のような遅い時間帯から施工開始すると、夜間に結露が発生しコーティング塗布面を濡らすおそれがあります。
そのままにしておくとコーティング被膜の硬化を妨げるので、結露が発生していれば拭き取るようにしましょう。
吸水性の高いクロスで優しく拭き取るようにします。
結露を避けるならば、朝の時間帯から施工開始するようにしましょう。
失敗しないようにするならばプロの業者に任せる
プロの業者はコーティング剤の種類が多く揃っており、自分の車にあったコーティングを施せます。
またコーティング環境や設備が整っており、照明器具や空調の完備された密閉空間で施工するために、コーティングの仕上がりが天候に左右されません。
プロの業者は何台もコーティングしているために、ノウハウを持っており下地処理技術が優れています。
このようなことから、失敗なくコーティングするならばプロの業者に任せると間違いありません。
まとめ
車に汚れをつきにくくするならば、コーティングが有効でありDIYで施工できます。
ただし自分で施工すると失敗しやすいために、ポイントを抑えて行うようにしましょう。
失敗なくコーティングするなら、プロの業者に任せると確実です。
プロの業者は専用の設備が整った密閉空間でコーティングするので、天候に左右されずに行えます。