車が汚れたら洗車をしなければいけませんが、どの程度の頻度で行うべきか悩むこともあるでしょう。
洗車の際は洗車キズが付くこともあるので、やり過ぎも良くないのではないかと思ってしまうかもしれません。
この記事では、適切な洗車の頻度や洗車をしすぎた際のデメリットなどについて説明します。
洗車をする理由や効果
なぜ洗車をしないといけないかというと、車を汚れたままにしておくと、見た目が悪いだけでなく塗装面にダメージを与えて、陥没したり穴が空いたりということを招いてしまうからです。
ひどくなるとパーツが欠落するなどして、事故の原因になることもあります。
修理にもお金がかかりますし、車検に通らなくなることもあるので、洗車を適切に行って、車をダメージから守りましょう。
洗車は、愛車をキレイに保ちながら安全に利用するためにもとても大事なことなのです。
洗車の一般的な頻度
洗車のしすぎも良くないので、汚れ方などによって適切なタイミング・頻度で行いましょう。
おすすめの洗車頻度は、車の保管状況や車のボディカラーなどによって違いがあります。
【保管状況による洗車頻度の違い】
洗車頻度をよくある車の保管場所、屋外駐車・ガレージ(車庫)・カーポートの3つで比較してみます。
・屋外駐車(屋根なし)
屋外、特に屋根のない場所での車の保管は、他の2つと比べて一番車が汚れやすくなります。
雨や風にさらされるため、泥汚れや水垢など様々な汚れが付きやすくなってしまうのです。洗車頻度は、1週間に1回程度が良いでしょう。
・ガレージ
屋根付きの室内保管ができるガレージ(車庫)は、雨や風の影響を受ける心配がないので、他の2つと比べて一番汚れにくいです。
洗車頻度は、1か月に1回程度で良いでしょう。
ガレージに保管しておくと、汚れ以外のダメージも受けにくく、車に塗付したワックスやコーティングの効果も長持ちするため、一番良い保管方法といえます。
・カーポート
カーポートとは、屋根と柱だけの簡易的な車庫。カーポートを所有している方は結構多いですよね。
洗車頻度は、2週間に1回程度が良いでしょう。
【ボディカラーによる洗車頻度の違い】
ボディカラーによって汚れ方が変わるわけではありませんが、汚れの目立ち方が変わるため、洗車頻度を変える必要があります。
・黒
黒い車は白っぽい泥汚れや水垢などが目立ちやすくなります。
洗車頻度は、1週間に1回程度が良いでしょう。
黒い車は傷も目立つので、洗車の際は洗車キズが付かないように、より注意が必要です。
・白
白い車は、様々な汚れが目立ちやすいです。
洗車頻度は、2週間に1回程度が良いでしょう。
白だけでなく明るい色の車は水垢が目立ちやすくなります。
水垢を防止するためにも洗車の際は拭き取り作業を丁寧に行ってください。
・シルバー
シルバーの車が、汚れが一番目立ちにくいとされています。
洗車頻度は1か月に1回程度で十分です。
・赤
赤い車は汚れが目立ちやすいですが、赤い車の場合は汚れよりも経年による退色に気を付けた方が良いでしょう。
紫外線の影響などで退色を避けることは難しいので、ワックスを使用して塗装面の保護するなど工夫をしましょう。
紫外線をカットする紫外線吸収剤が含まれているワックスを使用すれば、赤のキレイな色を保ちやすくなります。
洗車頻度は2週間に1回程度。
ワックスは雨で被膜が落ちてしまうので、上記の洗車頻度に加えて雨が降ったら洗車とワックスがけをするというのがおすすめです。
洗車頻度が多いとどんなデメリットがあるか
洗車の際の注意点としてよくいわれるのが、洗車キズができてしまうことです。
傷が付いてしまうということは、それだけ塗装面にダメージがあるということでもあります。
洗車機の使用では、ブラシによる摩擦などで洗車キズが付きやすくなります。
手洗い洗車でも、車に付着した汚れをスポンジで引きずるように擦り付けてしまうと洗車キズができてしまいます。
洗車キズ以外にも、カーシャンプーによる塗装へのダメージや、洗車中に乾燥してできてしまうシミなど洗車では様々なトラブルやダメージが発生する可能性があります。
このように、洗車をやり過ぎればそれが車にダメージを与えることに繋がってしまうのです。
洗車は車をキレイに保って安全に利用するためにも必要なことですが、やり過ぎると逆効果になってしまうので、適切な頻度で行いましょう。
洗車のしすぎを防ぐためにも、コーティングをしておくのがおすすめです。
コーティングをしておくと汚れにくくなり、汚れても汚れが落ちやすくなるなどの効果があります。
通常よりも水だけで汚れが落ちやすくなるので、雨の中走行するだけも汚れが落ちてしまうこともあり、雨に降られたらキレイな水をかけて拭き上げ作業をしておくだけも十分キレイになるので、本格的な洗車の頻度を減らすことができます。
コーティングの被膜による保護効果で、汚れが塗装面に直接付着してダメージを与えることを防いでくれますし、洗車の際のダメージからも守ってくれます。