車内でコーヒーやジュースなどを飲む方も多いはず。
このような飲み物をこぼしてしまい、慌てたことはありませんか。
この記事では、車のシートに飲み物をこぼして放置するとどうなるか、こぼしてしまった時の応急処置の方法などをまとめています。
レザーシートも油断大敵なので注意してください。
車のシートに飲み物をこぼして放置するとどうなるか
車内でシートに飲み物をこぼして放置すると、繊維に染み込んでシミや臭い、カビなどの原因になってしまいます。
長時間放置すると、染み込みが酷くなり、クリーニングをお願いしても時間がかかり、費用もかかることになります。
特に白っぽい生地にコーヒーなどこぼしてしまうと目立ったシミになってしまいます。
また、レザーシートの場合は汚れにくそうに見えますが、気をつけないと臭いやカビの原因となる場合があります。
シートに飲み物をこぼしてしまったら、できるだけ早めに応急処置をしてください。
車のシートに飲み物をこぼしてしまった時の応急処置
車内で飲み物をこぼした時は、すばやい応急処置が大切です。
こぼした時に運転中の場合は、必ず速やかに停車させてから応急処置を行ってください。
まずは汚れが染み込まないように乾いたティッシュやタオルでこぼした飲み物を吸い取るようにしながら拭いてください。
ゴシゴシと擦るように拭いてしまうと、汚れをシートに広げてしまうことに繋がるので擦らないように気をつけましょう。
そして水で濡らして固く絞ったタオルで汚れを拭きます。
この時も擦らないように気をつけます。
染み込んでいく汚れをタオルの方に移していくように、軽くポンポンと叩いた方が汚れが取れやすく広がりにくくなります。
汚れが取れにくい場合は食器用洗剤を少量タオルに付けてみると良いでしょう。
コーヒー・お茶・醤油などの水溶性のシミなら食器用中性洗剤で落とすことができます。
濡れたタオルを用意できない場合は、ウェットティッシュでも代用できます。
普通のティッシュと一緒に手の届きやすいところに置いておくとすぐに使えて便利です。
キレイに拭けたら乾かしておきます。
それでも汚れや臭いが気になるなら、クリーニングのプロに相談しましょう。
応急処置の注意点
蒸しタオルを使用した汚れの落とし方もありますが、タンパク質は温めると固まってしまうことがあるため、ミルク類を含んだ飲み物などに使用する際は注意が必要です。
汚れの一部は取れるけれど、一部は固まって取れにくくなるということも起こるかもしれません。
飲み物ではありませんが、血液などもタンパク質を含んでいるので蒸しタオルは使用しないようにしましょう。
車のシートに飲み物をこぼしてしまったらレザーシートも要注意
レザーシートはファブリック(布)よりも水分を吸収しにくく汚れも付きにくい性質があります。
そのため、車内掃除の際も軽く拭き掃除するだけで済ませている方も多いと思います。
しかしながら、飲み物をこぼしてしまった際は、気をつけないとクリーニングしないといけない事態になってしまいます。
気をつけないといけないのは縫い目です。
縫い目からこぼした飲み物がシート内に浸透してしまい、内部のウレタンに染み込んでカビや臭いなどの原因になります。
車のレザーシートは革を何枚も縫い合わせて造られているため、縫い合わせた場所には縫い糸が通った穴がたくさん空いていて、そのようなところからこぼれた飲み物が入り込んでしまうのです。
このような状態になると、自力では除去できず、クリーニングを依頼しないと対処できなくなってしまいます。
シートの表面をはがし、内部のウレタンなどを洗浄してキレイにしてもらう必要があります。
「レザーシートは水分を吸収しにくく汚れにくい」という油断は禁物です。
飲み物がこぼれたらすぐに対処してください。
車のシートのクリーニングをプロに依頼するメリット
飲み物をこぼした後、自分で汚れやシミを落としてみても、キレイに落としきれないこともあります。
見た目はキレイに見えても臭いなどがあって不安になることもあるでしょう。
そんな時はシートのクリーニングをしてくれるプロに依頼してみましょう。
クリーニングをプロに依頼するメリットとしては、専用の道具を使用してクリーニングを行ってキレイにしてもらえることです。
スチーム洗浄など家庭ではなかなか利用できない専用の道具を使用して、クリーニングをしてくれるので、シートの中に入り込んだ汚れや臭いなども徹底的に取り除いてくれます。
自分でシミを落とすのが難しいと感じたり大変だと思ったら、無理せずにプロに依頼するのが一番です。
車のシートの汚れ防止にコーティング
車内で飲食をしてもシートに飲み物をこぼさないようにと様々な工夫をしている方が多いと思います。
それでもこぼれてしまうのは防ぎきれないものです。
シートコーティングを施工しておけば撥水性を高めることができるので、飲み物がこぼれてしまっても染み込みにくくなります。
こぼしてしまっても拭き取ることが容易になり、汚れが残りにくくなります。
シートコーティングも業者に依頼するのがおすすめです。
クリーニングを依頼する際に一緒にお願いすることも可能なので、気軽に相談してみましょう。