春の洗車の注意点とは？

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洗車は愛車のボディをきれいに保つだけでなく、表面のダメージを早期に発見するという点から、メンテナンスの基本中の基本と言える作業です。

車に付く汚れには様々な原因があり、しっかりと汚れを落とすためには、その特徴や洗車時の注意点を知っておく必要がありますが、春の時期は特に気を付けなければいけません。

今回は春に見られる汚れの特徴や、春に洗車する際の特に注意したい点をご紹介します。

春に付きやすい車の汚れ

通常時における車の汚れは、砂やホコリと雨水などが混じり合うことで発生するものが多いのですが、春は花粉や黄砂などの汚れが目立ちやすいという特徴があります。

「花粉症の季節」などと言われるように、春はスギ花粉をはじめ様々な花粉の飛散量が多くなります。花粉には粘着性があり、車に付着した花粉をそのまま放置すると、ボディにシミを作ってしまうことがあります。

春と言えば、中国大陸から偏西風で飛来する黄砂の影響も受けやすくなります。他の季節でも砂は汚れやキズの原因になりますが、大量に流れてくる黄砂の影響はより深刻で、細かい粒子によるキズがいっそう着きやすくなります。

春はいつも以上に、こまめな洗車でこれらの汚れを落としておきたいところですが、花粉や黄砂の粒子は固いとも言われているため、慎重に手順を踏まないとボディに洗車キズを付けてしまいます。

洗車する際の基本として「大量の水で汚れを洗い流す」という点は他の季節と同じですが、より気を付けたい点としてどのようなものがあるかを、この後ご説明します。

春の洗車は、ボディにキズを付けないことや、そのため極力擦らずに洗うことを、いつも以上に意識しましょう。

ガソリンスタンドなどにある洗車機はブラシでボディをゴシゴシと擦るため、春の洗車方法としてはあまりおすすめできません。基本的には、スポンジとカーシャンプー、たっぷりの水で洗い流すようにしたいところです。

最初に水洗いを念入りに行い、花粉や黄砂の多くをあらかじめ流しておきましょう。これだけで、キズを付けるリスクが大幅に減少します。

カーシャンプーを使用する際、ボディやスポンジに直接シャンプーをかけるのは厳禁です。少し水を張ったバケツにシャンプーを混ぜ、そこへ水をシャワー状にかけてしっかりと泡立てます。

泡しか残らないくらいになったら、バケツの水ではなくできた泡を、なるべく柔らかいスポンジですくって洗車します。泡が汚れを包んでくれるため、よりキズが付きにくくなります。

泡で洗車をしたら、水分が乾かないうちにしっかりと流水で洗い流しましょう。その後の拭き取りまで十分に行わないと、残った水分が新たな汚れの原因となってしまいます。レンズ効果により新たなシミが生じないよう、セーム皮などを使いキズに注意しながら拭き取ります。

春だけに限った話ではありませんが、洗車する日の天候や環境にも気を付けましょう。快晴時など日差しが強い日はボディ表面が高温になりやすく、シャンプーの泡や水分が早く乾いてしまいます。風が強い日も、せっかく洗い流した花粉や黄砂が再び付着する可能性が高くなります。

屋内で洗車できれば直射日光も風も防ぐことができますが、多くの場合は屋外で洗車することになるため、可能な限り風の少ない曇りの日を選びたいところです。

空気中に花粉や黄砂が舞う以上、その汚れを防ぐためには屋内での保管かボディカバーで保護するなどの方法しか考えられません。しかし多くの場合は屋外駐車になると思われるため、とにかくこまめな洗車で汚れを落とすのが最も効果的です。

汚れの付着を完全に防ぐのは極めて困難ですが、汚れによるボディへのダメージを防ぐ方法としては、ボディコーティングを施工するという選択肢があります。

ボディ表面をコーティング剤が覆うことで花粉や黄砂が直接付くことはなく、洗車時のキズも防いでくれます。市販のコーティング剤を使いDIYで施工することも可能ですが、コーティングの効果をより高めるためには、プロへの作業依頼を検討してもいいかもしれません。

春は花粉や黄砂など季節ならではの粒子が空気中に舞うので、他の季節以上に洗車の頻度を高くしてボディのダメージを防ぎたいところです。

しかし春の洗車は、キズ防止のため多くの注意点があります。普段あまり洗車をしない人だけでなく、自己流の洗車に慣れてしまった人も誤った洗車になりがちです。

自分の手間を省きたい人はもちろんですが、洗車の効果を高めたい人も、洗車をプロに依頼することを検討してはいかがでしょうか。プロに洗車を頼めばボディに優しい洗車をしてくれるだけでなく、ボディコーティングのオプションも依頼できます。

洗車時にコーティングを施工してもらうと、その後のボディメンテナンスも楽になるため、特に春の洗車はプロに依頼することをおすすめします。